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2006年02月19日20:42

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雷ライブVolume15

浅草は“東洋館”でやっている『雷ライブ』のVolume15に行って来ました。

浅草という場所は独特の文化がありますよね。
昼間っから酒をかっくらって酔っ払って道を歩いてるオッサンがいたりね。道を普通に歩いていて、話しかけられたりしますからね〜。

で、この雷ライブも、何か色々凄いのよ。

まず、客ね。若手が中心のライブなのにも関わらず、オッサンが最前列で見てたりする!!
私の斜め前に座っていたオバサン(と言っても、30代後半〜40代アタマだと思う)は、やたらテンションが高くオーバーアクションの上、芸人のボケに会話で入ってくる!(正直ムカツク(^_^;))それだけならまだしも、まわりのコトを考えず、椅子を後ろに下げるは、芸人がネタをやってるのに、横の友人と平気で話すし〜。
どうやら、小梅太夫&やっくん目当ての客だったらしいのだが、正直、私は困ったよ。(^_^;)

でも、こんな客が来るのも、浅草だからなんじゃないかなぁ〜。

なので、ライブというより、“演芸場”の雰囲気。
実際、東洋館は、浅草演芸ホールの4階にあるのだ。下では、昭和のいるこいるがネタをやっていた模様。そっちも見たかったが、同時に2つは見られん!!

出演者は42組。多!
それで、木戸銭は、1800円。安!

「これで、ちゃんと芸人にギャラ出るのか?」と思ったら、180人しか入れない会場に、客を351人押し込んだ!
消防法完璧無視かい!!(^_^;)

立ち見の客とか廊下に溢れていたぞ。良くあんな状態で人入れるな東洋館!それも、やはり浅草チックではあった。
一瞬「終戦直後の寄席か?」とすら思ったよ。

出場芸人紹介〜。あまりに数が多いので、ピン芸人でも敬称略させて頂きます。

松本キック・赤いプルトニウム・きくりん・名刀長塚・桜塚やっくん・キングオブコメディ・飛石連休・コア・ビーム・ルート33・島田夫妻・浮世絵師・鎌倉幕府(ザ・ニュースペーパー)・ミスマッチグルメ・レッドキング。・ハレルヤ・パワフルコンビーフ・米粒写経・火災報知器・360°モンキーズ・ブラザース・THE MAN・ショウショウ・こんらんチョップ・U字工事・ほたるゲンジ・ロビンフッド・うおんちゅー・ヴェートーベン・THE GEESE・号泣・小梅太夫・WAGE・瞬間メタル・レム色・まつぼっくり・ふじきみつぐ・世界のうめざわ・オレンジマン・ロリィタ族・ファイヤーダンス・鳥居みゆき。
で、MCがドラマチック貞。

多すぎ!多すぎです!(^_^;)
開演がPM6:30で、終演がPM11:00です。
その間、休憩と言える休憩は殆どありません。
一応、1部、2部、3部と分かれてはいるのですが、便宜上分けて紹介しただけで、休憩があるわけではありません。
客はトイレに行きたくなったら、勝手に行くシステムらしい(笑)。

客、殆ど体力勝負。後半になると頭が朦朧としてきます。

そんな素敵ライブ。

何か違和感があるな・・・と今までずっと思っていたのですが、今、気が付きました。客電が落ちてないんだ!つまり、客席は明るいまま。通常の舞台って、客電落ちるものな〜。
この辺りも演芸場スタイル。

あぁ、それなのに、それなのに、つい最前列に座ってしまった私・・・。分かっていたじゃないか。どう考えても、長丁場の舞台になるコトは。
最前列は首が痛くなるし、見にくいんだよ!!いい加減学べよぉ〜(T_T)。
しかも、本来の客席の最前列ではなく、新たに無理矢理作った(^_^;)丸椅子の最前列に座っちゃった私・・・。
舞台、近!芸人触れるは!!

言い訳をさせて頂けば、学習能力がないワケではなく、条件反射なのです。若かりし日。私は自由席のライブに行く度に「前から詰めて座って下さい。」「前から詰めて座って下さい。」とスタッフに再三言われ、その度「あ、前から詰めなきゃ〜・・・」と思い、クソ真面目に前から詰めて座っていたのです。
で、今ではすっかり条件反射。
「前が空いてますよ〜。」(雷ライブでも言われた)やら「前から詰めて座って下さい。」と言われると、反射的に身体が動くのです。桟敷だろうが、丸椅子だろうが、前に座ってしまい、後々後悔する(^_^;)。「あぁ・・・見にくい上に、疲れるんだっけな、最前。しかも下手すると、色んなものが飛んで来たり、客イジリに捕まったりするんだよな・・・最前・・・」と。

ネタばれがあるかも知れませんので、ここから先は、前述した芸人さんのネタばれがお嫌な方は、読まれない方が良いと思います。

THE GEESEは、単独の時にやった“おびんつる様”のネタでした。でも台詞がちょっと変わっていた。オチも変わっていた。
オチは前回より、今回の方が私は好みです。前回「あぁ、オチが読めてもったいないなぁ〜」と思ったので。

あと、おびんつる様のHPのアドバイスが「マウスパッドでフロッピーを挟んでみたらどうだ。」に変わってました。前回の変なアドバイス(「スペースキー取っちゃえ」)も好きでしたが、今回も好み・・・ってか爆笑した。
何だよ、マウスパッドでフロッピー挟むって(^_^;)。

オチは、ザターン様に、お伺いを立てるのが尾関氏になってた。こっちの方がスッキリしてて良いかも。

鳥居みゆき嬢。
香盤表には書いてなかったの。急遽追加で出演でしょうか?ラッキー♪
ネタは、『東京腸捻転in野音』の時に見た、“チンドン屋”。仲間とはぐれたチンドン屋(カスタネット担当)。「チンでもドンでもない、“タン”の私って何なのサ!」という台詞はやっぱり可笑しい。
そして相変わらず、狂っている。
彼女のネタは、私の好きなタイプの狂い方です。
幻想文学的狂気。本当に、夢野久作や橘外男を思い出す。

彼女は、葬式のチンドン屋をやっている。「葬式においで♪」ってチンドン囃すんだよ(^_^;)。
腹を掻っ捌いて「(腹から内臓を取り出す仕草)小腸、大腸、十二指腸、胃、ミノ、センマイ、ギアラ・・・(手を挙げ)すいません、網変えて下さい!」
もう、凄いや〜。

結果、誰の葬式のチンドンかと言えば、自分なんだよね。最後割腹自殺するの。このオチも何か幻想的よね。

で、こんなネタなのに、容姿は本当にアイドルか?と思わんばかりに可愛いのも良いです。

THE MAN氏。
鳥居嬢の次が、THE MAN氏だった。この順番、狙ったろう?(笑)
カルト芸人総まくり。
因みに、ネタは、鳥居嬢と同じ、『東京腸捻転in野音』でやった、肛門科医の跡取り息子のネタ。
私は彼に“耽美芸人”の称号を差し上げたい。
キレイなんだ。立ち居振る舞い雰囲気が。妙に透明感もあり、退廃的でもある。不思議な人だね。

死んだお母さんが残してくれたのが“木彫りのガンダム”っていうのが好きです。お母さん、凄く器用だと思うは(笑)。

キンコメは、単独ライブでやった“四都主”のネタ。
浅草サンバカーニバルの写真を踏む時、今野氏が「何が浅草でサンバだ!」と言いつつ踏むと、高橋氏から「場所柄を考えて」というアドリブだと思われるツッコミが。
あぁ。そういえば、ここは、浅草。
あと、「何が天皇制だ!何が象徴天皇だ!」と言いつつ、日の丸の写真を踏む時、今野氏半笑いだった。お客さん引くと思ったのかもね。引かなかったよ。右翼の人はいなかったらしい(笑)。

号泣。
川柳のネタでした。
ナルシスト川柳「575 俺の魅力は 語れない」が好き。
ほか、もっと沢山、面白い川柳があったのだが、思い出せない。サラリーマン川柳で、やたら重い内容(リストラとかね)で、最後「自殺する」と付ける天丼ネタが結構ツボでした。
最後にポジティブ川柳で「会社倒産、でも、いいや」と落として「自殺しない」とオトすのも綺麗だな。

号泣は本当に言葉を使うネタが上手いですね。言葉遊びが好きなのだろうな。

そして、やっぱり思うこと・・・。
漫才してる時の相方との距離、近!
足とか手とか肩とか、酷い時は耳とかガンガン当るのよ。
見る度「やりにくくないの?」と思います(余計なお世話ですが)。
島田氏、近すぎて赤岡氏の頭をツッコム時、一歩下がって頭をツッコむのよね。
最初から、叩きやすい距離にいれば良いじゃん!と思うが、多分、それが彼らの漫才のリズムなんだろうなぁ〜。
島田氏が横向く時(島田氏は良く赤岡氏の方を見ながら漫才する)、ほっぺにチューしやしないかと、ちょっとドキドキする(笑)。身長が殆ど同じだからね。体形もそうか。

ロリィタ族。
凄くツボなんですが・・・。
しかし、何故にあんなピンポイントなネタと恰好を。女の子のピン芸人なのだが、メイド喫茶のメイドさんの服を着て、メイド喫茶の裏側のネタをやっていた(どうやら本当に、メイド喫茶でバイトをしてるらしい)。私は凄く可笑しかったがな。
ピンポイント過ぎて、笑う客が少なかったのが残念でならねぇ〜。

ビームは、バカルディにネタが似てきたなぁ〜って思います。特に吉野氏のボケ方。スカし方とかね、大竹氏みたい。
それが悪いってワケでは勿論ないのですが、もうちょっと独自性があると嬉しいなぁ〜。
ビームのネタは好きなんだ。今回は不動産屋さんのネタだった(・・・と思う・・・。記憶がおぼろ〜(^_^;)。でも面白かった印象はあるのよ)

他にも色々書きたいコトはあるのですが、際限ないので、この辺で。

そういえば、私が最前列に行っちゃった理由の一つに、私の前のお嬢さんが、最前列に行ったので、私もつられちゃった・・・というのがあるのだが、そのお嬢さん。どうも周りの最前のお客さんと毛色が違い(オシャレさんなのだが)、桜塚やっくんの客イジリでも反応が今ひとつで(客を立たせたコトがあったのだが、彼女は立たなかった。まぁ、別に立たなくても良いのだが。)、「最前で見るほど好きなのに、不思議だなぁ〜」と思っていたのだが、帰りにちょっとお話したら、キンコメのファンだったコトが判明。しかも出待ちをされる程のファンらしく、その時も差し入れを持ってきていた。
何か「あぁ〜、そっちか〜。なるほど〜。」と思いました。
バナナマンのファンもそうだと思うのですが、どっか冷めてて、冷静だったりするよね。好きでもあんまり熱くならない見方をする。

高橋氏は帰っちゃったらしかったが、今野氏はまだいるっぽかったので、出待ちをされていたようだ。無事に差し入れは渡せたかなぁ〜。

因みに、1番歓声が大きかったのは、やっくんと小梅太夫だった。「キャ〜!」とか「やっく〜ん!」とか「小梅ちゃ〜ん!」とか、となりのババア・・・もとい、オバサマも、テンション高く叫んでおられた。そして、ちょっと引いてた、斉藤氏(やっくん)(^_^;)。
TVの力、恐るべし!!
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