mixiユーザー(id:8306745)

2008年04月25日11:44

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ちと自分が怖くなる

本日は期が変わって初の給料日。
昇給の結果が分る日でもあります。

結果としては5000円の昇給。

ん〜残念、そんなもんか、などと思い。

いやいやいや、自分にびっくり。

どれだけ贅沢な話ししているんだ、自分?
仕事の内容も、何も変わらないのに
ただ、自動的に給料が上がり、それがいつか
当然になる、と。

怖い事だねぇ。

人間、あっという間に易きに流れるって訳か。

シモーヌ・ヴェイユが1934年から工場労働者として
働いていた際、自身の給与は全く手付かずの
ままに住み込みの寮の食堂に置き、自由に使える
ようにした、などというエピソードはとても真似出来るもの
ではないな。いや、ヴェイユは極端すぎる例だが。
誤解の無いように言い添えるとヴェイユは慈善事業を
行った訳ではなく、自身の実存哲学を生きる為に
自身をその場に投企しただけだ。スペイン戦争や、
工場に。それは純粋性への極端な憧れであり、
見様によっては狂気である。しかし、その純粋性や
普遍性の実現のための無謀で熱狂的な跳躍への
衝動に、憧れを感じるのだ。
その末路が自殺と見紛うほど切り詰められた食事の
末の自身の招いた死であっても。

何時も、自分の手からは全てがやがて零れ落ちる、
と思って生きていたつもりだが、何時の間にか
手に持っている物が(ある意味で)際限なく増えて行く事が
当たり前になっている。

人は、これを平穏と呼ぶのか。
だろうな。

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