mixiユーザー(id:8306745)

2008年04月06日00:39

68 view

【筋肉少女帯】2008.04.05渋谷O-Eastライヴ雑感

さて。

昨日の日記の続きを書かねば・・・
と思いつつも、違うネタ。

判っているって兄弟。俺は相変わらず変わっていないって
云うんだろう?
試験前は必ず『鉄腕アトム』を引っ張り出して読んでいたし、
部屋の掃除をしなきゃな・・・って時は洗濯機を
回し始めるんだ。

まあ、性分ってやつだな。仕方ない。

で、渋谷O-Eastで筋肉少女帯の『大公式2ツアー』を
観る。

やっぱり、余裕のある会場はいいなあ。
ライヴはオンタイムでいきなりスタート。

1.釈迦
 ええ、これが一曲目!?とのっけから驚かせてくれた
曲からライヴスタート。大盛り上がりです。
曲が終わった後の『筋肉少女帯でしたあ!!』
という大槻のボケも素晴らしい(笑)。

2.暴いておやりよ、ドルバッキー
 ヴォーカルにエフェクトが掛かっていて大槻の
一人二役曲なのですが、冒頭のエフェクトが逆な
タイミングで掛かってしまい大笑い。
こういう事ってあるよなあ。

3.ハッピーアイスクリーム
 大好きな『レティクル座妄想』から。
こういう意外な曲を聞けるのが筋少のライヴの
いい所だよな。

4.俺の罪
 ちょこちょこライヴでやるかな?曲。
エヴリバデ カモーン!レッツ!チンパーン!
と叫ぶナメたサビがお気に入り。こういう歌詞書ける奴は
やっぱり大槻しかいないな。

5.踊るダメ人間
 Xネタが大好きな大槻がやらない訳がない曲。
ダメ人間ジャンプ(胸の前でバツを作り、歌詞に合わせて
ジャンプする)は盛り上がりますが(笑)。
ちなみに、やはりこの日のMCはXネタが頻出(笑)。
やっぱりなあ。

6.君よ!俺で変われ!
 これも最近のメニューではよく聞ける曲。
橘高のギターが美しすぎる。

7.再殺部隊
 まさか!!な曲。大好き。前曲に引き続き橘高文彦大爆発!です。
ものすごい切ない歌詞がたまらない所を更にバンドの
演奏がこれ以上はないほど盛り上げます。
こういう名曲もメニューから外れて幻の曲になるほど、
この当時の筋少の曲は名曲ぞろいだったんだよなあ。

8.じーさんはいい塩梅
 メンバー全員でヴォーカルを取り、ゴスペラーズ状態(笑)に。
実は始まる前に「老後がどうたら」なMCを大槻がしていたので
『そして人生は続く』を期待したのは内緒。

9.青ヒゲの兄弟の店
 素晴らしき内田ワールド。ほんとに引き出しの多いバンドだ。

10.福耳の子供
 これもライヴでは初体験。恰好いいじゃないか!

11.きらめき
 泣けます。最高に好き。歌詞の隅々までお気に入り。
やってくれただけで満足。十代の私には
『愛など存在はしない この恋もどうせ終わるさ
 ただ君と出会えたきらめき』と歌う大槻の
インパクトは絶大でした。

12.イワンのバカ
 某イングヴェイとイントロがクリソツな(略)。
大槻の歌詞飛び率のかなり多い気がする曲ですが、
今回はばっちり。なんか詰まらない(笑)。
 
13.日本の米
 これも、意外な。つうか、久しぶりに聞いてみて
セックス・マシンガンズの『みかんのうた』と云っている事が
全く一緒な事に気づきました。米かみかんか。
納豆にネギを刻むと旨いか風呂に入れたらぽっかぽかかの
違いだけ。曲の構造もなんか似ているし。
面白いな。

14.タチムカウ
 バンドの一時の休止時の切羽詰まった雰囲気を
如実に伝える曲。この曲を、またこのメンツで
聞けるって、幸せだな。
 
15.これでいいのだ
 ライヴでは大槻が語りを入れないから、どうも曲の
大事な所がすっぽり抜け落ちているような気もする曲。
この曲の不条理な世界観は抜群なんですけどね。
とりあえず、盛り上がります。

16.トリフィド
 う〜ニューアルバムを聞いていない弱みが最後に
露呈。いや、いい曲だね。内容もきちんと『トリフィドの日』を
なぞっているみたいだし。
どうでもいいが、私のトラウマ小説ベスト1がこの作品です。
世界の夜空を覆った美しいエメラルド色の流星雨を
鑑賞した人々が全員失明。それと期を同じくしたトリフィドという
自力で移動する吸血植物トリフィドに襲われる人々、という
SF小説なのですが、これがパニック小説にならないのは、
襲われる人々が失明しているから。そして、突然失明して
しまい状況に対応出来ない人々はなす術も無く殺されてしまう
所が恐ろしいし、(確か、ですが)流星雨とトリフィドに
関連がない所もなんか恐ろしかったです。

で、一番のトラウマシーンが、スーパーに訪れた失明を
免れた主人公が見かける缶詰を開けたいのだけれど
目が見えないため、それも叶わず、ただ缶詰のふたを
爪で引っ掻いている老婆。「カリ・・・カリ・・・」
という擬音が怖い怖い。
二度と読むまい、という小説でした。

ちなみに、これ読んだのは小学校低学年の時だったので、
記憶違いがあるかもしれない事をお断りしておきます。
全く、そんなシーンなかったりしてな(笑)。


(アンコール)
17.少女の王国
 懐かしい!!この曲が収録されている『サーカス団
パノラマ島へ帰る』は大槻の狂的な妄想力が一番美しく
結実したアルバムだと思うのですが、その中でも
一際美しい曲だな、と。ライヴで聞くのはこの曲も
初めて。

18.少年、グリグリメガネを拾う
 前曲が『少女』で次が『少年』って訳ね。
そういうの好きよ。
サポートのドラムが素晴らしい。やっぱ、こういうパワーある曲は
いきものがかりではね、と思います。

19.日本印度化計画
 定番曲。一曲目で『釈迦』やったから、ラストどうするんだ?
と思っていたらこの曲がありました。定番が一杯あるバンドは
やっぱり強いな。

20.労働者M
 さすがに終わりか、と思っていたら更にもう一曲。 
なんか、一曲目もあり得なければラストも
あり得ない選曲(笑)。これで帰るんかい!と
ツッコミつつも、大好きな曲なので。
そういや、筋少における『ブルーマンデーパレード』
みたいな曲・・・ではありませんね。連想したんですが
全然見当違いでした、はい。

正直、終わった瞬間は「もう終わりかい!短いぞ!」
なんて思いましたが、二時間がっちり、内容も濃厚な
物でした。時間が短く感じられただけだったんですね。
本当に第一級のエンターテインメント。
ふと、考えてみるとここ数日見ているバンドは
軒並み40代オーヴァーな方達ばかりなんですが、
純粋に演奏能力、技術だけで云うとやはり筋少がトップ
ですね。一糸乱れぬコンビネーションに圧倒的な
大槻のイマジネーション。この安心感は凄い。
MCで云っていたように還暦までやって欲しいもんです。

あと、たった20年なんだから、さ。
0 7

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する