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2024年04月08日16:51

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大雪山層雲峡・黒岳スキー場

今回は北海道の黒岳スキー場を巡礼してきたときの記録です。
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黒岳スキー場は国内最大の国立公園である大雪山国立公園の中にあるスキー場です。
大雪山国立公園は北海道最高峰の旭岳(2,291m)を主峰とする大雪火山群を中心とした山々から構成される広大な国立公園です。
その中でも旭岳は天人峡側に、黒岳は層雲峡側に位置します。
地図で見ると両者は近いところにありますが、直通の道路がないので両者を車で移動するとなると結構時間はかかります。

黒岳スキー場はハイシーズンは雪深すぎていったんクローズするスキー場です。
ロープウェイで山の5合目にある黒岳駅まで登れ、そこからしばらく歩くとスキー場があります。
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「カムイミンタラ」とは神々の遊ぶ庭の意味だそうです。
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スキー場には1100メートルのペアリフトが1基あり、それでゲレンデトップまで移動できます。
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1月初旬から2月中旬はそのリフトがいったん運休となるのです。
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リフトで登っていく最中にも正面に黒岳の山頂部がずっと見えています。

黒岳スキー場のコースマップはこんな感じ。
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出だしはやや斜度がある圧雪バーンのスラロームコースからリフト下コースと雪庇・林間コースに分岐するシンプルな造り。
スラロームコースの脇には割と広い非圧雪ゾーンもあって、ここまでがスキー場の管理区画となり、正式なコースはわりと狭めですね。
しかしリフトを降りたらさらに黒岳山頂を目指してハイクアップしていきそこから自由に滑走している人も多く、サイドカントリー的にコース外にはいっていく人もちらほら。
コース外滑走前提であればかなり自由度が高いスキー場だと言えるでしょう。

リフトを降りるとそこは黒岳7合目で、ゲレンデトップからはいきなり大パノラマです。
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大雪山国立公園の山々が見下ろせますが、方角的に旭岳は見えませんね。

出だしの圧雪バーンがスラロームコースです。
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リフト下コースは文字通りリフト下を通るコースです。
そこはしっかり圧雪されている緩斜面で幅は狭め。
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ターンはできますが大きく横に切って滑るのは難しいでしょう。
両サイドの段差は大きいため気軽にコースアウトできないようにはなっていますが、気にせずコース外にはいっていく人は多かったです。

スラロームコース横の非圧雪ゾーンはリフトを降りて左側からエントリーできます。
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4月というのに雪は生きており、深いパウダーを楽しむことができました。
この非圧雪ゾーンは距離が短く、安全にリフト下コースに繋げられますが、逆側に行くと沢になっているので注意が必要です。

雪庇・林間コースもやはり圧雪はしてますがとても狭く、斜度も緩いです。
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このコース間を縫うようにツリーランするぐらいなら遭難の危険性はまずないですね。

ロープウェイ黒岳駅には結構メニューも充実した食堂もありました。
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その上に展望台があるのですが、そこからの眺望は絶景といっても過言ではありません。
北方向には層雲峡温泉や大雪山国立公園の山々が広がってます。
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南方向には黒岳山頂部がしっかり見えますね。
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この展望台も快晴時なら登る価値はあると思いますよ。

やはりこのスキー場はハイシーズン以外に営業するので冬を諦められない人や冬が待ちきれない人にお勧めですね。
どうしてもコース内を滑るだけだと単調な滑りになると思うので、非圧雪やツリーランを混ぜながら滑れる人なら楽しめると思います。
黒岳山頂部はかなり広いオープンバーンなので、ハイクアップを厭わなければかなり楽しいバックカントリーもできるはずです、自分はやりませんが。

尚、非常に風が強いスキー場なのでロープウェイやリフトはかなりの頻度で運休となります。
県外からここで滑るために宿を前々から予約して巡礼するのは結構リスキーですので、ここが運休で滑れないときのプランBも考えておくと良いかもしれません。
標高の高い北海道内陸部のスキー場であり、雪質は他のスキー場の追従を許しません。
運良くリフトが動けば最高の雪で滑れますよ。



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