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2024年03月07日10:59

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ラクサンポ337

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。NPOスペースいちご、Zoomミーティング。川口も加わっている。

スタッフ女1
「おかげさまで、相談者は増えています。ただ、それに対応できる人材がなかなか、育たちません」

川口
「人材はいくらでも、居ると思います。スタッフへの給料が増えないので、同業他団体に移ってしまうんじゃないのかな」

スタッフ男
「私も、生活のことを考えたら、これ以上続けるのが、難しくなりそうです。この仕事が好きだから、続くんです」

スタッフ女2
「今更、愚痴るのは時間の無駄です。新しい相談の振り分けです。40代の発達障害で、障害者手帳3級を持っている男性です。ハローワークと就職支援企業に依頼して、就職したのはいいが、二ヶ月で退職しました。支援を求めて、ここへ来たようですけど。このケースはだれが引き受けますか」

川口
「私がやりましょう。ちょうど、相談者が一人、期限切れになったから、できます」。

スタッフ女2
「川口さん、お願いできますか」

川口
「はい、喜んで、相談に乗りましょう」

スタッフ男
「他に新しい相談者がありますか。4人で回すのでは、これが限界ですけど」

スタッフ女1
「zoom相談だけなら、外注で、お願いできると思います。もし、これ以上、増えたら、考えましょう」



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