本番で何かが降りてきました。
西宮 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
グリーン交響楽団 第35回記念定期演奏会
井村誠貴指揮 グリーン交響楽団/グリーン交響楽団特別合唱団
ソプラノ 並河寿美
アルト 福原寿美枝
ワーグナー:「ローエングリン」より”エルザの大聖堂への行進”、”第3幕への前奏曲”
マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」
前にも書いたけれど、ぐすたふくんが声楽を始めたのは、ひとえにいつか「復活」が歌いたいがため。丁度10年にして、千載一遇のチャンス。それだけでもありがたいこと(グリーン交響楽団のみなさん、感謝です)だったのだが•••
いや、まさか本番がここまで白熱するとは。
指揮者からオケからソリストから合唱まで、まるで魔法にかかったかのよう。2日前の直前練習、ゲネプロの延長線上よりはるかに上に上昇曲線を描いて音楽が離陸していく。その様に、合唱団席に身を置きながら軽い震えの様なものを感じてしまいました。
これぞ「マーラー体験」、曲の持つ「力」、それに導かれることの幸せ•••やはり、「特別」なんですよ、この曲は。
「マーラー」に出会えたこの人生、その幸運とその導きになんと言って感謝すればいいのだろう。
でも、今日はそれよりも
不惑以後の僕の音楽への傾倒を寛大に見守ってくれた妻に
地震の後、僕を声楽に連れて行ってくれた娘に
そして、「復活」の最高音ハイBが出せるまで導いてくださった声楽の先生に
本当に心から、感謝したい。「ありがとうございました」
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