コンプライアンスって何なのよ。

最近気がついたのだが、通常の映画の料金は2,000円。高い。それだけのお金を払って観る映画なんてめったにないだろうと、今までは映画を観る時はレイトショー1,400円で入っていたのだが、自分はもうシニア料金では入れるし、しかもシニア料金の方がレイトショーの料金より100円安くは入れるではないか。

ということで、映画「沈黙の艦隊」を観に行く。

自分のシニア料金デビューである。映画の方は1,300円ならこの大画面、音響で見る分には元は十分とれたなという、迫力のあるよく作られた映画ではあった。大体潜水艦ものの映画って名画が多いんだよね。

が、その内容ははっきり言ってがっかりではあった。30巻以上ある原作はマンガの枠組みを超えた大傑作であるのだが、映画の方は話的には最初の4,5巻分くらい。最初の内は丁寧に作ってあるな〜、と思っていたがここまででもう1時間たってるぞ〜と不安になってきて、ここで終わりかい！と。

まあ原作のように原潜１隻でアメリカの第７艦隊を壊滅させるというのはコンプライアンス的にはさすがにできなかったかと。それにしても甘い。まあ話の落としどころとしては、ここまでやっただけでも良しとしなければいけないのかな。

ジャニーズの会見とか、キッシーの総選挙目当てが見え見えの減税発言とか、あんたたちこそコンプライアンスしなさいよと思うことだらけなんだが。

今週の映画は「オオカミ狩り」（監督：キム・ホンソン/出演：ソ・イングク）を観ました。凶悪犯たちを乗せた船で生き残りをかけて繰り広げられる戦いの行方を、容赦ない暴力描写で描いた韓国製サバイバルアクション。

途中から無敵のゾンビみたいなのが出てきて、普通の映画なら敵も味方も協力してなんとかやっつけましたとなると思うのだが、本当にみんなやられちゃうところが韓国映画だなあと。飛び散る血の量がハンパじゃなくて、コンプライアンスも何もあったもんじゃねーなと。続きは続編で、ということだがあまり見る気はしないな。