mixiユーザー(id:1397418)

2023年09月14日21:02

49 view

バスケ

息子が高校でバスケ部に入っているため、夏休み期間はその練習に付き合った。
市の体育館を借りようと思ったら、使用できる日が決まっているうえ予約なども入っていて門前払い。練習場所ないよなーと思ったが、調べるとバスケットリングのある公園が市内に何か所かあり、自転車でチョロっといけば自由に使える。
結局バスケットリングがあればどこでもできるじゃないか、とばかりに汗まみれになって練習が出来た。
リングがなくても、ドリブルやパスの練習などはどこでもできるんだが、やはりリングがあると格段に練習の質がアップする。
まーバスケ未経験者の親父なので、ここら辺は練習の仕方含めよくわかっておらず。
ただ、やればなんとなく格好になってしまうので、僕は特段運動能力が優れているわけではないが、昔からボール1つあればどこでも遊んでいた経験が体に染みついているのだろう。
バスケのイロハすらよくわからず、ユーチューブでいろいろと勉強したら、ドリブルやシュートの質が格段にあがった。レイアップシュートなんて全く知らなかった(見たことはあるが興味ないので詳細が頭に入っていなかった)んだが、ユーチューブでコツを調べて、実践したらあれよあれよとシュートが決まるようになった。
ここら辺なんかは、息子よりも自分の方がセンスがあるな。
スタミナ面については、僕はマラソンをしているため歳の割には結構あるんだが、それでも高校生の息子にはかなわず、10代の体力にはさすがにかなわないと思う。
そんなこんなで、今まで無関心だったバスケに関心が出たんだけど、こういう時って、本当にいろいろと良い偶然が起こるもので、バスケのW杯が開催されるという。それは是非観なくちゃと、日本代表の試合は全部観た。
これまたすごい偶然で、今回の日本代表は、歴史的快挙で、過去最高の順位とアジア1位により自力でパリ五輪出場ということであった。過去の実績をみるとなるほど近年W杯では1勝もしていない。2勝したのが50年くらい前。今回は、3勝。
バスケの視聴率も過去最高で30%を超えたとか。テレビでは特集を組み、スポーツニュースではバスケの試合が一番最初に来るという白熱っぷりであった。
日本代表の選手たちもキャラがたっていて、渡邊、比江島、富樫、河村、富永、ホーキンスといった選手たちは実に良いキャラ、実力がありながらも、人気も上がる逸材である。ホーバスHCも、東京五輪の女子バスケのコーチとしてお馴染みだが、改めて、厳しいながらもユニークなキャラが素敵だった。
僕はどっちかいうと観ながらその技術を学ぼうと思ったのだが、最期の方はその目的を忘れてしまい、とにかく日本の快進撃をハラハラしながら見守っていたのである。

さてさて、僕はバスケは学生時代に体育でやった程度で、ほぼ未経験である。
特に興味も持たなかった。「スラムダンク」が流行った時も、タイムリーで少年ジャンプの連載を読んでいたが、バスケそのものに興味が湧かず、いわんやバスケをやってみようなどとも思わなかった。
ただ、少し興味が出たのが、ボクシングジムへ通っていた頃。トレーナーから、ボクシングともっとも動きが似ている競技はバスケだと言われた。
これにはびっくりした。その心は、体重移動がほぼすべてを占める競技ということだそうだ。ボクシングは、身体の重心軸を移動させることがほとんどなのだが、なるほどバスケも同じである。ディフェンス、オフェンス、ドリブル、シュートなど身体の重心軸を激しくずらしなから、しかもバランスを一定に保つ。
ボクシングジムへ通っていた当時、ロイ・ジョーンズというライトヘビー級のチャンピオンが、昼間バスケットの試合にでて、夜ボクシングの試合でリングに立つという離れ業をやり、一部ボクシングファンの間で話題になった。だがジムのトレーナーに言わせれば、ほぼ動きが一緒の競技なので、不可能なことではない、とのこと。
そして、バスケの面白さは、狭いコートのなかで2メートル前後の大の男たちが、同じことを40分繰り返し続けること。常に短時間でMAXのパワーを出し続けている印象がある。そのスピード感と、得点がバンバン入りまくりハイスコアの争いになる爽快感である。
NBAを観ていると、並外れたフィジカルを持つ人種が、並外れた運動を繰り返していて壮観だ。
まあそういう意味では、小手先の器用さで「柔よく剛を制す」ことがほとんどなく、とにかくフィジカルのレベルの高い奴が圧倒的に強い、という競技でもあり、日本をはじめとしたアジア圏の民族は、お呼びでない世界なんだろうなー。
まあ昨日今日バスケをかじったので、あまり御大層なことも言えないのだが、今回のW杯でそれを強く感じたし、この競技で世界一を目指す必要もなかろう。
ただ、競技をみていて、非常に所作が美しかった。本来の日本民族は、もっと足が短くバスケのような競技をやると、ドタバタ感が出るのではないかと思うが、僕のような素人がパっとみても、世界の強豪国にヒケをとらないような動きの美しさがあった。
ベネズエラ戦の比延島、カーボベルデ戦の富永のように、ゾーンに入ってスリーポイントをバンバン決めてしまうところは神がかっていたし、アメリカ出身だがホーキンソンの動きや、身長167cmのバスケ界ではものすごい小兵の富樫の動きは、美しくてまるで漫画をみているようであった。
日本人もいつのまにかリズム感が、ヒップホップ的なものに合うようになってきているのだろうか。
全選手に通じる体幹の強さ、美しさも感じた。
僕自身は、東洋的なリズム感が好きだし日本人はそうあるべきだと思うが、バスケの欧米的なリズム感に馴染んでいる選手たちもカッコいいなーと思った。

息子もバスケ部なんて、なかなか面白い選択をしたもんだ。
今まで自分にないものに興味を起こさせてくれた。
一度、学校に練習をみにいったら、短時間の間に延々ダッシュを繰り返していた。思い切り力を尽くして休む、の繰り返し。
これは瞬発力の白筋が鍛えられるもので、持久筋と違い、筋肉がでっかくゴツくなる鍛え方である。
折角だから父も一緒に練習に混ぜておくれ。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年09月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

最近の日記

もっと見る