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2023年09月01日23:15

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『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』感想

〜20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエが設計し、2016年に世界文化遺産に登録された、東京・上野の国立西洋美術館の舞台裏を描いたドキュメンタリー〜
〜1959年にフランス政府から日本へ寄贈返還された「松方コレクション」を基礎に、彫刻、版画、素描など約6000点の作品を所蔵する国立西洋美術館。20年10月、ル・コルビュジエが構想した創建時の姿に近づける整備のため休館となった同館の内部にカメラが入り、1年半の長期間にわたる取材を敢行。モネの「睡蓮」やロダンの「考える人」といった数々の所蔵品を紹介するほか、「美」を守り伝えることに尽力する美術館スタッフの多岐にわたる活動を記録。館長やキュレーター、美術関係者へのインタビューからは、日本の文化行政が抱える難問や美術館が抱える危機的状況があぶり出される〜

フォト


ハシゴ作品として、時間的にこれしかなかったので観賞マル秘

興味はなくはないものの、なかなか足が向かわない美術館。
その内部が映画で観られるっていうのは、もしかして、一石二鳥?
外はリフォーム、中は作品の移動で大忙し。
絵もナマモノっていうか、湿度が大事なのね。
美術品専門の配達屋さんって、あるのね。

美術館の内情をいろいろ教えていただけました。
・今はそうでもないようだけど、昔は日本の美術館は下に見られていたというか、例えば「マティス展をやろう」と企画しても、ヨーロッパの美術館が作品を貸してくれなかったという。
・常設展示ではない、企画展は、主に新聞社とコラボやテレビ局とコラボするのが一般的。
それゆえにこの台詞だったのかな。
「集客のプレッシャーは(ありがたいことに)ない」

学芸員の皆さんの仕事は多岐にわたる。
所蔵品の修復作業、海外・地方美術館への巡回展、特別展の企画開催。
ロダンの「考える人」を、確か山形の美術館に持っていき、日本の彫刻家の同じような雰囲気の像と並べておくことで、これまでと違う発見があり、隠されていた魅力が引き出されるみたいな。

ある学芸員さん(もしくは館長?)の台詞。
「所蔵品は税金で買わせていただいている。作品は国民の皆様のもの」

働かれている皆さん、全員、素敵な表情をされていたのが印象的だった。
あと、何人かの方のファッションが、個性的で、アートしていて、さすが!って思ったり。

※予告編
https://youtu.be/avTh36Mpo7I

ひとつ気になったのは・・・後半かな、2人の方のインタビューが交互に流れるんだけど、その切り替えが早すぎて、落ち着いて話が聞けなかったのが残念。

観賞しながら、ちょっと行ってみたくなりました。
まずまず面白かったです。3.5☆
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