通知を受け取ったり、電話やメールに応対したり、
音楽の再生をコントロールしたりできる【スマートウォッチ】というのがあります。
他にも日常的な買い物や交通機関利用時の支払いをスムーズにしたり、
ヘルスケア機能もあったりする、万能腕時計ですよね。
ある方が友達と麻雀を打ってましてね。
国士無双の役満をテンパった瞬間、スマートウォッチが
『心拍数が上がっています』と警告したらしいですけど・・・便利過ぎるのも困ったものですね。
今や世の中の森羅万象全ての分野で【AI】の進出が著しいわけで、
そのうち人間がAIに乗っ取られる世界もあり得るんじゃないかと心配されています。
最近、急激に台頭してきた感のある【生成AI】による文章や画像が問題視されてましてね。
先日『オトコの理想をギュギュッと詰め込んだ妹系美少女』なんというキャッチフレーズと共に、
【週刊プレイボーイ】で華々しくグラビアデビューした【さつきあい】という、
生成AIが作ったグラビアアイドルがいましてね。
生成AIが作った女の子ですから、もちろん実在はしません。
彼女はグラビアデビューすると同時に、デジタル写真集も発売されて、
メディアで注目を集めたんですが、すぐに消えてしまったんですね。
デビューと同時に発売されたデジタル写真集も、販売を終了しちゃってるんですね。
これからドンドンとメディア展開されていくものと思ってる矢先の【終了】に
『えっ?何で?』という感じで、消えた理由をAIに聞きたいくらいですが、
その理由について関係者は『AIの制作過程において、
様々な問題についての検討が十分ではありませんでした』と話してるんですね。
そもそも【さつきあい】は、どういう経緯で出来上がったかというと、
生成したいイメージに近い画像や文言をAI画像生成ソフトに読み込ませて、
そこから細かな指示を与えて【さつきあい】が誕生したという事なんですね。
デビュー直後から『画期的だ』と賞賛される一方、
『実在する元グラビアアイドルの女性に似ているのではないか?』といった指摘があり、
論争を呼んでいたんですね。
発売元である集英社は『特定の人物を元に生成したものではございません』と否定しながらも
『実在の女性に似ているといったご意見も、いただいております』と話してましてね。
この企画に関して発売後よりたくさんの意見が寄せられ、
それを編集部内で改めて検証をしたそうですね。
その結果、制作過程において、編集部で生成AIをとりまく様々な論点・問題点についての検討が十分ではなく、
AI生成物の商品化については、世の中の議論の深まりを見据えつつ、
より慎重に考えるべきであったと判断し、結果として【企画終了】という結論になったようですね。
この問題点の中には、生成AIの作品に関して、しばしばネットで炎上する
【著作権】や【肖像権】との関係が含まれていて、今後こういう問題は増えていくんでしょうね。
そのうち自分の恋人や結婚相手も、
AIで見つけてもらうのが常識という時代がきっと来るんでしょうね。
「お前、マッチングアプリやってるんだって?」
「そうなんだよ。マッチングアプリで知り合った女の子に全然会ってもらえなかったんだけど、
諦めずに毎晩ラインしたり電話かけたり、小まめにインスタをチェックして
『可愛いね!』とかメッセージを送り続けたんだよ」
「へえ〜積極的だね」
「そんな努力の甲斐あって、ついに会える事になったんだよ、法廷で」
どういう形であれ、好きな相手に会えるのは良かったですよね。
微笑亭さん太
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