不平たらたら

もう暑くて暑くてどうしようもない。ちょっと外を歩くだけで汗だくになっちゃうもんね。先月から疼いていた奥歯もやっと被せ物が入って、なんとか反転できた（と信じたい）ところだけれど、すぐに腹を下したり、夏バテのせいで体の抵抗力が落ちているのは変わらない。

それにしてもなんかここの所気になることだらけ。

もう習慣だけで見ているNHKの大河ドラマ「どうする家康」なんだけど、やはりつまらない。脚本の吉沢良太が今までの歴史観に斬新なものを、という意気込みはわかるんだけど、いくらなんでもそれは無理があるだろって、はっきり言ってひどいと思うんだな。

最近、NHKテキストの「100分で名著」司馬遼太郎『覇王の家』/安部龍太郎を読んだけれど、これくらい深い見識と推察力をもって提示しないと、通説を覆すのって難しいと思うんだよな。要は説得力がないってこと。

なんでテレビのCMでやたら転職サイトばかり多いんだろうと。まるで会社に長く勤めているのが悪いみたいじゃないか。再チャレンジだか何だか知らないけど、転職する人一人一人に人生があるってことを軽く考えすぎじゃないかな。

就職の斡旋業って、自分は一切責任を負わずに人の人生を売り買いする、昔はヤクザがやってたような仕事じゃないか。それを政府やテレビが後押しするのって何事？って思っちゃうんだけどね。

ビックモーターの事件でテレビの解説が「被害者はいない」なんて言い草をしてたんだけど、結局等級が下がって高い保険料を払わされることになる一般消費者が損害を被ってるじゃないか。損保会社にCM切られるのが怖いから損保会社の悪口は言えないってことなのか。除草剤の話なんて枝葉末節の部分だろって。

それでもビックモーターの話はテレビでも大分取り上げられてるけど、週刊文春の木原誠二の問題とか、夕刊フジのサラリーマン増税問題とか、なんでテレビのワイドショーとか取り上げないかな。

テレビなんか見なけりゃいいんだけどさ、ネットにしたってこの間の正論チャンネルなんて安倍元総理の暗殺について陰謀論はダメだなんて話をまたしてるんだけど、これこれの陰謀論めいた言説がありますけど、科学的根拠をしっかり示して論破しないと。後ろから撃っても安倍さんの首に弾は当たりませんよなんて週刊文春は言ってるけど、この角度でちゃんと当たりますよとか。ただ陰謀論はダメだって言ってる方がよほど陰謀論めいて聞こえるんだよな。

今週の映画は「ノック　終末の訪問者」（監督：M・ナイト・シャマラン/出演：デイブ・バウティスタ、ベン・オルドリッジ）を観ました。ゲイのカップルであるエリックとアンドリュー、そして養女のウェンの家族が山小屋で穏やかな休日を過ごしていると、突如として武装した見知らぬ謎の男女4人が訪れ、家族は訳も分からぬまま囚われの身となってしまう…。

出だしがチャイナ資本にLGBTかなんて少し構えてみてしまったけれど、そこは特に関係なく面白い映画ではあった。ただこの監督のことだから、きっとラストにどんでん返しがあるんだろうと思って見てたら、意外とすんなりだったのでそこはちょっと肩透かし。ハリポタシリーズのロン君がしょーもない端役だったのには、寂しいものを感じてしまったな。