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2023年01月26日08:44

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国鉄キハ65到着しましたw

ポチり第3弾が到着しました!w
今回はキハ65のみの単品落札です。
さてさてっと!早速勉強しましょう〜
キハ65はエンジンがDML30HSDとハイパワーな500psが搭載されています。
これは前回入手したキハ181系と同じエンジンなんですね。
そもそも優等列車向けのディーゼルカーを模索していた国鉄は準急用にDMH17×2基を搭載したキハ55系を登場させています。
ところが1両にエンジンを2基搭載ですからメンテナンス等の保守管理や製造コストが割高になってしまいました。
しかも冷房装置の電源確保や床下スペース不足の問題も深刻になります。
早々にDMH17の問題点を早期に把握していた国鉄工作局はディーゼル機関車DD13用のDMF31S(370ps級)を開発して
DMF31HSA(400ps)をキハ60系気動車に搭載します。
なんとこのキハ60系が1960年製造されて(キハ60:2両、キロ60:1両)千葉気動車区に配属されていたんですね。
機関車用エンジンを水平用に改造して搭載。
外観はキハ55にそっくりなんですが初の外吊り式ドアの採用したりと意欲的な車両です。
さらにギアによる2軸駆動台車(通常気動車は1軸駆動)でディスクブレーキ採用と特急車両並みの贅沢装備も充実。
ところが水平用に搭載した大出力エンジンの潤滑不足や直結2段変速機との連動が調整出来ず結局終わったしまいました。
試験運用も失敗に終わってしまったキハ60系3両ですがその後。
キロ60は1962年、キハ60は1965年にDMH17H(180ps)1基に換装改造されます。
外吊りドアも保守部品の関係から通常の引き戸式に戻してキハ55と同様の姿になってしまいましたが
エンジンを乗せ換えても最後まで型式はキハ60系のままでした。
またキロ60は房総地域の一等車不足からキハ60よりも一足先にDMH17Hに換装されたが
キロ25形と同様の回転クロスシートでリクライニング機能がなく
しかもエンジントラブル等が発生して冷房化対象から外されてしまいました。
1968年に新小岩車両所で改造工事を受けて二等車へ格下げされてキハ60-101に改番されてしまいました。
久留里線での試験運用後は予備車として夏季輸送等で稼働しましたが
いずれも編成の中間に組み込まれあまり陽の目を見る事無く1978年までに全車廃車されてしまいました。
ここで話はさかのぼりますがそもそもキハ60系に載せようと思ったディ−ゼルエンジンDMF31Sは戦前に設計されたものです。
もっとも最初に搭載されたのは1937年神戸の川崎車両で製造されたキハ43000形気動車
(3両編成:キハ43000+キサハ43500+キハ43001)です。
なんとこの高速運転用車両が旧型国電で一番人気ある流電クモハ52系(狭窓)の気動車版なんですよね。
流線形の車体に当時最新型の装備で開発された電気式高速ディーゼルカーです。
(初期型の排気量はDMH17は17リットルで150ps、DMF31は31リットルで240psでした)
エンジンに発電機を直結させて定格600V150kwの電力を発生させ定格600v80kwのモータ2基を駆動させる方式でした。
中間車のキサハ43500の台車に取付けられた歯車駆動の車軸発電機と蓄電池によって電力を賄う方式だったので
3両固定での運転が必須だったようです。
1937年に短期間ですが神戸地区で試運転が行われてその後、名古屋に配属されて武豊線で定期運用しています。
しかしエンジンが大きくて車重が重く焼き付きや不具合が続出して1943年にはとうとう休車とされてしまいます。
しかも運悪く1945年留置先の浜松工場で爆撃されて被災しキハ43000の2両は廃車宣告されてしまいました。
それでもしばらくは浜松工場の工員輸送用客車として使用されましたが1948年に廃車されました。
唯一残ったキサハ43500は豊川分工場で電車化改造されてサハ4301になります。
その後さらに改造されてサハ6400になり、なんと飯田線で活躍しています。
そして1955年に大宮工場で気動車の附随車としてキサハ43800として復活しています。
戦後の混乱期とはいえ戦時中に爆撃を受けながら気動車→電車→気動車になった貴重な車両です。
1957年の型式改番でキサハ04-301となって関西線でキハ17形やキハ35形液体式気動車と連結されて
1966年まで活躍し廃車されました。
ところでこのDMF31Hの基本設計そのものは当時の日本の鉄道業界の工業技術水準で製造可能な
鉄道車両用ディーゼルエンジンとしては最高峰でした。
そのシリンダ寸法などの基本設計を踏襲して戦後通常の縦型6気筒として再設計されたDMF31Sは
スーパーチャージャーの付加で370PS/1,300rpm(DMF31S)あるいは500PS/1,300rpm(DMF31SB)を発揮します。
特にDD13形ディーゼル機関車に採用されて大成功。
さらにこのDMF31SをV型配置の複列仕様として再々設計を行ったDML61系は初期のトラブルを克服して
DD51形・DE10形ディーゼル機関車に搭載されて戦後の国鉄近代化に大きく貢献しています。
さて残りもうひとつポチった品物の到着待ちなんですって・・
いったいいくらポチったんだよぉ〜w
まぁ〜よき!よき!www
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