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2022年11月27日19:46
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旅行2日目。8時半すぎの高崎駅。
いよいよこの旅のメインの一つ、吾妻線に乗ります。
高崎支社の主力、211系です。
8時53分発の貴重な大前行き。
定刻に発車。
車内は座席の大半が埋まってました。
ただ、旅行客風の人もちらほらいたのは、さすが沿線に多くの
温泉を抱える吾妻線らしいです。
両毛線が分岐する新前橋で、郊外の雰囲気は終了。
群馬総社駅付近から、雄大な赤城山が姿を現しました。
ゴツゴツした奇岩の妙義山とは対照的です。
やがて吾妻線の起点の渋川駅に到着。
ここからいよいよ初めての路線でテンションが上がります。
渋川を過ぎて市街地が終わると、すぐに山並みが迫ってきます。
そして山村の風景になり、最初の金島駅に到着。
吾妻川が見えてきます。
金島を発車してしばらくすると、吾妻川の谷を高い橋梁で駆け抜ける
上越新幹線と立体交差。
電車は吾妻川沿いを走っていきます。
色づき始めた山並みを背に、干し柿がぶら下がっている農家が見える
秋の山村です。
また、山間になるとネギ畑が目立ってきました。
小野上温泉駅に到着。
渋川から20分足らずで早速温泉駅。温泉路線の面目躍如です。
上越線完走とのスケジュールで、沿線の温泉に寄れないのは残念ですが。
吾妻川。清流です。
山間を進んでいくうちに街並みが現れ、沿線最大の街である中之条駅に
到着。
半数の乗客が下車します。
四万温泉への入り口です。
中之条駅を過ぎると、地形はより険しくなり、河岸段丘になります。
吾妻川を渡り、河岸段丘を上ると群馬原町駅に到着。
群馬原町駅ホームには真田の十文銭。真田家が上州の根拠地の一つ
にした岩櫃城の最寄り駅です。
西上州は信州上田を根拠地とした真田家の領地ですが、険しい山が
連なっているのに、一つの勢力圏として活動していた戦国時代の人々
には感心します。
進むごとに標高が上がり、そしてだんだんと山並みが赤くなってきます。
岩島駅からは八ッ場ダムの建設でルートが変更になります。
そして長いトンネルを抜けると、ダム湖ほとりの川原湯温泉駅に到着。
交換のためしばらく停車です。
ホームからダム湖側。高崎と違い、赤くなっています。
橋上駅になり、他のローカルムード漂う駅とは違っていました。
川原湯温泉で交換し、長いトンネルを抜けると、また新しい留置線が現れて
長野原草津口駅に到着。
名前の通り草津温泉に向かう旅行客が下車し、車内はガラガラになりました。
終点まであと二つの袋倉駅。秘境駅の面影です。
かつて特急草津の発着駅の万座・鹿沢口駅付近は、集落の店が閉まっていて
さびれた雰囲気がありました。
そして吾妻川沿いに走り、わずかな人家が現れて、10時41分。終点大前駅に
到着。
吾妻線完走です。
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