山形県にある宝珠山立石寺は通称山寺と呼ばれ、天台宗の慈覚大師円仁が860年に創建したもの。
立石寺の本堂はふもとにあるのだが、山の上にも複数の院が存在し、奥の院は1000段あまり登ったところにある。盛夏にこれはかなりキツイ
今回旅に出て知ったのだが、四寺廻廊めぐりといって山寺・立石寺、平泉・毛越寺、平泉・中尊寺、松島・瑞巌寺の四寺を廻る巡礼コースが設けられている。四寺とも円仁が開いたもので、芭蕉が奥の細道で訪れたみちのくの古刹でもあり、大願成就につながるとのふれこみ。専用の御朱印帳は買いそびれたが、なんと自分は偶然にも今回の旅で四寺をすべて訪問することになっていたわけ。
4つそろえるために本堂で御朱印もらっただけで帰るかとも思ったが、根性のないカミさんもせっかくだから登ってみると色気を出したので、休みやすみ登り始める。
まずは本堂で御朱印もらってお参り。
芭蕉はここで誰でも知っている『閑かさや岩にしみ入る蝉の声』を詠んだ。
芭蕉を過ぎると長〜い階段が始まる。
さいわい杉木立の中だから炎天下でないだけ良かった
中腹のせみ塚は芭蕉の短冊を地中に埋め、石の塚を建てたもの。
塚の上にそびえる絶壁は百丈岩といわれている。
老いも若きもひぃこらひぃこら登っているが、途中でぜぇぜぇ言いながら休む人も多数…もちろん自分もね。
いよいよ林を抜けて炎天下になるといくつかの院がありほぼ頂上に近い。
ここでも御朱印もらいながら休憩。なんか妙に御朱印がたくさんあって、全部で1,500円ほどかかったかも。
御朱印がスタンプラリー状態なのはいかがなものかとも思うけど、貴重な収入源だろうしね。
そしてなんとか頂上の奥の院に着く。あ〜ちかれた
奥の院の手前で枝分かれすした先にある岩の上の小さな赤い建物がよくHPに掲載されている納経堂…名前の通りお経が収められているらしいが、外から見るだけ。
この景色を見るために上ってきたようなものだね。
わきにある五大堂は展望台になっていていい景色
こんな岩場によくこんな伽藍をつくったよね。
四寺廻廊もコンプリートしたし、めでたしめでたし
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