「ゆるコミュ」に書いたコメントですが、個人の日記にも書いておきます。
「ちむどんどん」のヒロイン・暢子が誰と交際することになっても別に構わないのですが、資産家令嬢の大野と結婚寸前の青柳と交際することになったら最悪としか言いようがありません。
大手朝ドラコミュでは低俗恋愛ドラマを好む視聴者が多いので、作る側もそうなってしまうのかもしれません。
「おかえりモネ」は、朝ドラの放送時間が朝8時になってからの作品としては平均視聴率が歴代ワーストの16.3%でしたが、ほのぼの「純愛」カップルだったはずのヒロイン・百音と菅波先生と幼馴染の亮が入り込んできて修羅場になりそうな雰囲気が邪推される次週予告が流れた途端、「修羅場」が連日のトレンドキーワードになる有様。
世の中の多くの人が全てそうではないと信じたいのですが、ほのぼの純愛カップルにひびをいれて修羅場になりそうな雰囲気だとドラマの注目度が上がってしまう事実があるのは悲しいです。
さらに言うと、mixiの朝ドラコミュで度を越えた低俗恋愛ドラマに批判的なユーザーをあまり見たことがありません。
以前、「エール」の「夢のつづきに」は、レコードデビューした歌手がモデルだったヒロイン・音を、出演者のリストを見て恐れおののいて辞退してしまいアマチュア歌手で一生を終えることにしてしまった作風に疑問のあるストーリーですが、批判的なのはmixiでは私ぐらいであることは書きましたが、「ちむどんどん」でも普通の三角関係として書けばいいと思うのに、何故、資産家令嬢との破局を邪推させる展開にするのか疑問です。
「人の不幸は蜜の味」という言葉がありますし、昼ドラや2時間サスペンス等ではそれが常態化しているのは事実かもしれません。
(念のためですが、「真珠夫人」以降の昼ドラでも、ほのぼのホームドラマ的なものもあるようです)
前作「カムカムエヴリバディ」でも、第三者的に見ると、安子が築いた「ひなたの道」を使用人だった雪衣とその子・昇に合法的に奪い取られてしまったストーリーです。
(恐ろしいことに、本編の描写を見ると、昇は勇と血縁関係がない可能性が高く、Wikiの「雉真雪衣」の項を見ると、「男女の関係を結ぶ。その数日後に妊娠が発覚」とあり、この解釈が正しければ、昇は勇と血縁関係がないことが確定します)
(参考)Wikipedia 「カムカムエヴリバディ」雉真家の「雉真雪衣」参照のこと。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%87%E3%82%A3#%E9%9B%89%E7%9C%9F%E5%AE%B6
私はNHKの事情はよく分かりませんが、元々良質なドラマだった朝ドラで、何故、低俗恋愛ドラマを邪推させるような展開にしなければいけないのかつくづく疑問に思いますが、それはそういうドラマを好む視聴者が多いことはmixiの大手朝ドラコミュを見ればよく分かります。
「ちむどんどん」はここ最近は週平均視聴率16%あり、まずまず安定していまいたが、6/27〜6/29の視聴率は14%台を記録。
7/1の視聴率が発表されないと週平均視聴率は分かりませんが、下手すると14%台に低下するかもしれません。
無理やり(恋愛)四角関係の恋愛ドラマにして、資産家令嬢が破局するのが楽しくて仕方がない視聴者ばかりではないのは明らかなのです。
50代以上の方でないと名前も知らないかもしれませんが、石立鉄男主演の「気まぐれ天使」は、主人公は婚約寸前でしたが、女性が海外行きを選んだため破局を迎えてしまい、主人公は別の女性と結婚するという、暢子が青柳と結婚したと仮定した場合のストーリー展開と似ていますが、無理やり悲劇性にしているようなストーリー展開ではありませんでした。
資産家令嬢が破局するのが楽しくて仕方がない視聴者が多いから変な四角関係のドラマになってしまっているのでしょうが、「気まぐれ天使」のようにうまく書けないものだろうか?と思ってしまいます。
ただ、最近の朝ドラでは低俗恋愛ドラマ風の展開がよく見られるので、「ちむどんどん」脚本家・羽原大介が低俗恋愛ドラマ風に書くことを依頼されているのかもしれないので、羽原大介が悪いとは必ずしも言えません。
(現に「マッサン」は低俗恋愛ドラマ風な展開は殆どなかったと思います)
朝ドラは女性の一代記を描いた良質のドラマが基本なので、低俗恋愛ドラマが見たければそういう視聴者向けに時間を分けて欲しいとつくづく思いました。
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