雑魚と言っては東芝に失礼ですが、昭和39年の東京オリンピックにテレフンケンEL156というわけにもいかないだろうと、急ごしらえで開発された、所詮日本の音です。
これを売りたい(笑)
以下説明文を今作りました(笑)
東芝と日本電子技術の威信をかけて昭和39年の東京オリンピックのPA用などに開発された6GB8ないし6G-B8のクアッドペアです。
写真はその時にアンプと真空管販売されている元タムラトランス〜サンスイの907シリーズなどを開発されたイシノラボさんから購入したプッシュプルアンプそのものです。
手持ちの真空管試験器には日本独自のこの真空管の測定項目はないので測定出来ませんが、イシノラボのバイアス調整の可変抵抗はほぼ同じところでバイアスが揃いました。
あくまで聞いた話ですが、当初東京オリンピックで、大出力が要求されるアンプにはテレフンケン社のEL156を使うことが計画されたそうです。
しかし、せっかく日本で戦後初めて開催される国際的催しに輸入真空管では国の威信がとのことで、当時最高の真空管技術を持っていた東芝の威信をかけて最大出力はAB1ppで150Wもの性能の6GB8ないし6G-B8を開発されたそうです。
往時には例えばこのプッシュプルアンプで長野県庁全体への館内放送にも使えるほどのハイパワーと耐久性があったと聞いています。
ビーム管は個人的にはシングルではなく、プッシュプルでそのハイパワー、パワフルさを追求したいですね。
低能率の現代スピーカーも楽にドライブ出来ます。
なお、現在のイシノラボの写真アンプはバイアス調整だけでEL34でドライブされています。
バイアス調整が可能なアンプならEL34アンプを6GB8アンプに、その逆にすることが出来るものがあります。
EL156アンプがメインアンプで、5極管からビーム管まではテレフンケンの音が好みとわかって、使用時間はわずかです。
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