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2021年08月27日23:16

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自宅で観た映画(バーニング、ゾンビ3、悪魔の沼)

最近は旅行や劇場での映画鑑賞もあって飛びましたが、
久々に3本レビュー。
今回もホラー3本!

8/16(月)
「バーニング」The Burning(1981年)
主演 ブライアン・マシューズ 
監督 トニー・メイラム 
所有のブルーレイで鑑賞
初見は81年の公開当時、難波の東宝会館の劇場で父親と弟の3人で観に行った。
この81年は殺人鬼によるスプラッター映画が多く公開された。
「13日の金曜日Part2」や「血のバレンタイン」や「プロムナイト」などなど。
その中でも個人的に大好きなのが「バーニング」
13金よりは好き。
内容は、キャンプ場の嫌な管理人が少年たちのいたずらで、全身火だるまになり、
その何年後かに変わり果てた醜い姿で、キャンプ場の少年少女を襲う。
明らかに、13金からの影響で内容も近い。
このポスターの殺人鬼の姿が印象的で、大きな園芸ばさみで切り刻むのがインパクトあり。
メイクを13金も手掛けたトム・サビーニが担当し、それも大いにある。
そして何よりも他になくて本作だからこそ魅力だったのは、
YESのリック・ウェイクマンによるシンセサウンドの映画音楽!
当時はサントラを買ってよく聴いた。
これがきっかけでYESなどのプログレを聴きだし、キーボーディストを目指すようになった。
なので、バンドで鍵盤を弾く発端は実はこの映画からだった。
そういう意味でも凄く思い出深い。
リック・ウェイクマンの音楽は本当に素晴らしい。実に本作の雰囲気を出すのに多大な貢献をしている。
改めて、本作を観て思うんだけど演出はあのこのジャンルらしい見せ方なんだが、
じらしながら突如驚かすショックシーンの持って行き方が上手い。
クライマックス、殺人鬼のおぞましい顔が初めて出るシーン。 
分かっていてもビックリする!
編集が後に「ヒドゥン」を監督するジャック・ショルダーで、彼の編集の上手さも大いにある。
ちなみに、製作が悪名高き大物プロデューサーだったハーヴェイ・ワインスタインによる記念すべき最初の製作作品だった。
最初はB級映画だったが、後にタランティーノ作品などメジャー作品を多数成功させたのは言うまでもないが、例のセクハラ事件で終わった人だった。

8/25(水)
「ゾンビ3」Night of Terrer(1979年)
主演 マリアンジェラ・ジョルダーノ 
監督 アンドレア・ビアンキ 
所有のブルーレイで鑑賞。
購入してから観てなかったけどやっと鑑賞。
初見は昔、80年代に深夜のテレビでホラー映画をオールナイト放送する特集があった。
そん中の1本で、何とも言えないインパクトのあるゾンビ映画だった。
前に「サンゲリア」をレビューしましたが、この本作もイタリア製らしく、
ゾンビが汚らしい程に腐乱死体状態。
このゾンビをカメラは執拗にアップで映す。
顔中が蛆虫だらけ(たまにミミズ)の腐乱したゾンビの顔をしつこいくらいにアップで見せる。
イタリア製らしく、悪魔的な呪いで出現したかのようなゾンビがイイ。
内容は、人気の無い屋敷に3組の夫婦とその1組の息子の7人が訪れる。その周辺でゾンビが大量に蘇り、それとの攻防戦が続く。
実にシンプルでストーリーらしいストーリーも無いようなものだが、ゾンビが出て来るのも早く、演出もじらさないストレートな見せ方をするから意外ともたつかない。
しかし、この本作の本当に怖いところは、1組の夫婦の息子マイケルの異常な存在感。
このマイケル、体の大きさや話し方からして小学生のようだが、顔をよく見ると意外と老けてる。
実は演じた役者の実年齢が当時30歳だった(日本で言えば白木みのるのような方)
母親との異常な近親相姦… そしてゾンビ化したマイケルが母親の乳房に…
この構図が異常過ぎてまさにトラウマ級な気持ち悪さ。
これがインパクト有り過ぎて、久々に観たが凄かった。
イタリア製ゾンビ映画のある意味カルト的な怪作だった。

8/26(木)
「悪魔の沼」Eaten Alive(1977年)
主演 ネヴィル・ブランド 
監督 トビー・フーパ― 
所有のDVDで鑑賞。
初見は深夜のテレビ放送で拝見。
前にレビューした「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパ―監督による2作目。
さすがに前作のインパクトは越えてないが、この1本を見る限りは結構好きな作品だ。
内容は売春宿を追い出された売春婦が駆け込んだモーテル。
モテルの主人である男が、とんでもない異常者で客を殺してはその死体を隣の沼に飼ってる人食いワニの餌にしてた話。
主演のネヴィル・ブランドが異常なほどに基地外演技で実に気持ち悪い。
このモーテルの主人も主人だが、泊まりに来る親子3人の夫がこれまた異常。
その夫を演じるのが「ファントム・オブ・パラダイス」で主演したウィリアム・フィンレイ。
ネヴィル・ブランドに負けじと基地外演技を炸裂!
その妻役が前作「悪魔のいけにえ」の絶叫ヒロインのマリリン・バーンズ。
彼女がまた縛られたり、本気かと思うほどの絶叫演技を今回も熱演。
フーパ―監督のホラーは殺人鬼側が怖いのは勿論だが、襲われる側の恐怖に狂いそうなぐらいに絶叫させるこの演出が大きなポイント。
この映画の面白さは、殆どが舞台であるモーテルは見る限りにセットを組んで作ったようだ。
ちなみ他の出演者で、チンピラ役に「エルム街の悪夢」のフレディでお馴染みロバート・イングランドが出たり(ワニに丸呑みされる)
かつての大スターだったが後年はB級ホラーによく出てたメル・ファーラー(かつてのスターも大鎌に首をえぐられ血まみれになる演技を熱演)なども出ている。
こういう、いかがわしくグラインドハウス感が濃いホラーは、残酷さだけでなく作品が醸し出す不気味な雰囲気に魅力を感じてしまう。

次回もホラー3本レビューします。
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