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2021年07月28日12:44

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【美術】「隈研吾展 新しい公共性を作るためのネコの5原則」展

皆様、お今日は。東京国立近代美術館にて9月26日迄開催中の「隈研吾展 新しい公共性を作るためのネコの5原則」展を観て参りました。その感想です。


東京オリンピック・パラリンピック2020のメイン会場に予定される《国立競技場》の設計に参画するなど、現代日本を代表する建築家のひとり、隈研吾(1954-)の大規模な個展を開催します。
その土地の環境や文化に溶け込むように設計される彼の建築には、自ずと多くの人が訪れ時を過ごすことになります。2018年にスコットランドに開館した《V&Aダンディー》は、米TIME誌により「2019年、世界で訪れるべき最も素晴らしい場所100選」のひとつに選ばれました。
本展は隈建築の中から公共性の高いものを中心に68件を選び、全点に隈自身による作品解説をつけて紹介します。公共性といっても、新築の庁舎のような大きな公共建築だけでなく、リノベーションによる居酒屋のような小さな建築も含んでいるのがポイントです。それらが「孔」「粒子」「ななめ」「やわらかい」「時間」という隈が考える5原則によって分類された上で、模型や写真やモックアップによって紹介されます。また、瀧本幹也、藤井光、津田道子、マクローリン兄弟など第一線で活躍するアーティストに映像作品をコミッションし、隈建築を、造形性だけでなく、どのように使われているか、いかに街と関係を結んでいるかといった観点から見ていただく空間を用意しました。内部空間をリアルに体感できる360度VRもあります。
さらに、ネコの視点から都市を見直すリサーチプロジェクト《東京計画2020 ネコちゃん建築の5656原則》も発表されます。今の時代、都市についてなにかを提案するとしたら高度経済成長期のように都市を上から見るのではなくて下から見るべきである、そう考えた隈が着目したのは、なんと動物のネコでした。本展では、Takramとの協働により東京は神楽坂でのフィールドワークやGPS測定を実施し、そのリサーチの成果を、3DCGやプロジェクションマッピングを用いて展示いたします。
コロナ禍というきわめて難しい時代の中で開催される本展が、新しい公共性や未来の都市のあり方について考える機会となれば幸いです。


隈研吾作の建築作品で自分にも馴染み深いのが根津美術館とサントリー美術館なのでありますが、残念ながら建築物として自分が好きなパターンでも無いですし、そもそも建築家の展覧会で唯一面白いと思ったのが21_21 DESIGN SIGHTで開催された「フランク・ゲーリー展」だけだったりします。新国立美術館にて開催された安藤忠雄展も自分的にはイマイチでしたし、パナソニック汐留美術館でも結構建築関連の展覧会は開催されているのですが、どうも自分的にはしっくりと来ないのであります。

そうそう、この展覧会で唯一面白いと思ったのが、一つの展覧会なのに、一つは有料展示にして、もう一つを写真撮影不可ですが、施主のインタビュー集等で纏めた無料展示にしてあるところです。



https://kumakengo2020.jp/
 
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