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2021年07月22日16:37

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人間狩り

小林賢太郎氏を解任、五輪開閉会式の事実上トップ 過去にホロコーストネタ
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=6601205

久々にニュースネタから拾ってみる。
オリンピックイベントに関わる人が立て続けに辞任、解任に追い込まれていて、異常事態を引き起こしている。元々、全国的にオリンピックの開催には批判的な風潮で、何とか足をひっぱってやろう、という勢力の圧力が垣間見えるところではあるが・・
まずは、小山田圭吾の過去の障害者いじめ、それを武勇伝のごとく雑誌に語っていた事実。これは、結構前から言われていて、小山田の人格破綻は今にはじまったことではない。
僕も記事の内容を読んだときはかなりドン引きした。当時の鬼畜系雑誌が流行った時代の流れに乗ったもので、僕もよく鬼畜系のものを読んでいたが、小山田のそれは、現実感がありすぎて、吐気を催した。
なので、今回は、何でこの仕事を引き受けたんだろう?という小山田のバカさ加減に呆れた。
僕は、小山田はそのデビュー時からいけすかない野郎だと思っていて、そもそも嫌いだったが、それと音楽の才能は別物で、今までに実績をみれば、素晴らしいものがある。ただ、障害者や弱者に対する知見が、鬼畜のごとく残酷。それはそれで、芸術家は、そういった社会的制約を超えたところの残酷さも持ち合わせないと面白い作品はできないんだろう、というのもわかる。
そういう人格であるのならば、パラリンピックも絡んでくる今回の仕事のオファーを何故請けたのか?ということが理解に苦しむ。
おそらく、小山田の所業は、一部には知られていたにせよ、世間的に知られずに、そのまま生涯無難に仕事を続けられたであろうが、この仕事を引き受けたことで世界的に晒されてしまった。世間の評判もガタ落ちで、もはや全国民に知られることになった小山田の所業は、今後、二度と解消されることはないだろう。
これまでのように、表社会で仕事が出来る機会は奪われてしまった。
まー一言添えるのであれば、芸術的な創作力を持つものにありがちな特性であるとはいえ、ちょっとやっている内容がエグすぎる。犯罪レベルだ
もし、自分の子供が同じことをされたら(うちの子も障害者である)、と考えたら、僕はおそらく、一生小山田を許さないだろうし、自分の生涯を犠牲にしても、小山田への復讐をやり続けるだろうと思う。

その後、間髪をいれずに絵本作家のぶみが辞任。
僕はこの人がどんな人で、何に関わっているのかわからなかったのだが、小山田の件に便乗して、ここら辺から魔女狩りが始まったと思った。
この人は、単に過去のエピソードで、「担任の先生に3カ月かけて腐らせた牛乳を飲ませて嘲笑した」などと著作に書いたことで、その人格が問われたが、小山田と比して、そんなにひどいことか??と思う。
やっていることは、褒められたことではないが、ちょっと行き過ぎた子供のイタズラと取れなくもない。小山田みたく、徹底して弱者をいたぶるといった鬼畜なわけでもない。
ただ、過去にちょっとでも、何かおかしな言動があれば糾弾してやる!と躍起になっている勢力の存在がチラついた。
そして小林賢太郎の件である。
ラーメンズというお笑いユニットは、テレビ向けではない放送できないようなシュールなネタが面白いという評判は聞いていて、プレスなどでたまにみかけていた。
サブカルとか、カウンターカルチャーといえば良いのか、昔だったら表には出られないアングラな芸人というところが面白い。
お笑いは、その残酷さも含めた人間の業を追及するところに面白さがある。ユダヤ人虐殺ネタは、そのてのお笑いにはつき物のように思える。
立川談志が、落語は犯罪者やキチガイの世界を表現できる場所だ、といっていたが、現実にそれやってしまうと犯罪だよ!というレベルのことを表現し、ガス抜きする場所でもあると思う。
ビートたけしなんぞ、ツービート時代の漫才なんかを聞くと、そりゃもう、よく放送できたな、というくらいのレベルで、今だったら確実にNGだろう。たけしは、結局その路線で、芸能界で頂点を極めて、最晩年の今でもその芸風は基本的に変わっていない。
そういう、普通の人が言えないようなことを言えてしまうから面白いわけであって、誰しもができることではない。
芸の世界なんぞ、昔からそういう非日常の世界を表現する場であったのではないだろうか?
小林賢太郎なんぞ、そういう役割を担う立場にあった芸人でありながら、掘り返すと舞台でユダヤ人虐殺のネタをやった、くらいしか出てこない。むしろ、少ないくらいじゃないか?とさえ思う。
もし、過去にそういう言動が一度でもあったのなら、表舞台には絶対に出て来れないというのであれば、芸人なんぞ全ての人が当てはまってしまうだろう。
もし、そんな言動が一度もない、物凄くクリーンな人です、という芸人がいたとしたら、恐らくその人は、全く面白くなくて売れてもいないだろう。

まあ結局は、オリンピック無理やり強行の政府に対するレジスタンスのごとく、こういうところからつぶしにかかる勢力の仕業だと思うのだが、過去を穿り返され、犯罪をおかしたわけでもないのに、人格を否定され、仕事を剥奪されるどころか、今後の仕事にまで影響がでるような断罪の仕方って、それこそ、人格を疑ってしまう。
この中で、小山田はちょっと受け入れられない、と思うが、それ以外は、小山田に便乗して叩き潰されているだけの気がする。
とにもかくにも、いろんな意味で生き辛い時代になったなーと思う。
昔から、芸能とか文学などで一流になる人間は、人格障害がつき物だとも言われてきたが、今の時代は、その人格障害を乗り越えて作品に昇華することさえも断じられる世の中になってしまったのである。
昔からある言葉狩りなんてレベルではない。これはもはや、人間の本質を全否定する人間狩りである。

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