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2021年06月26日23:06

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「ゴールデンカムイ」のシカ肉のライスカレー

先日、友人から玉ねぎと新じゃがを頂きました。
で、冷凍庫には鹿肉が入っています。
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そんなわけで今回の漫画飯は、野田サトル作品・集英社発行の「ゴールデンカムイ」6巻のエゾシカ肉のライスカレー・・・いや、こちらの鹿はエゾシカではないので、長野の鹿のライスカレーを作ります。
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以下、漫画の画像は同作品より引用。

この作品では、札幌の食堂でエゾシカ肉のライスカレーを食べるシーンがあります。
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これがオソマ(アイヌ語で「大便」の意)にしか見えないとして、ものすごい表情になっていますが、
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意を決して食べてみれば驚くほど美味しかった、という話。
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作中にはレシピがないので、作中の情報を整理すると
・具は肉と少々の野菜
・10代前半の少女でも食べられる辛さ
・見た目が大便(オイ)

そして何より問題なのが、この時代のライスカレーはどんなものだったのか?
この作品の時代として明記されているのは「203高地の攻防の数年後」ということのみ。あとは「旭川第七師団が帰還している」「大鳥圭介が存命と思われる発言がある」そして「作中で網走監獄が全焼するシーンがあるが、実際の網走監獄も1909年に全焼している」というわけで、1909年ごろのライスカレーについて調べてみる。

で、調べてみたらウィキペディアの海軍カレーのページにバッチリ掲載されていました。明治41年(1908年)に舞鶴海兵団が発行した教科書『海軍割烹術参考書』に掲載されている「カレイライス」のレシピが。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC

そんなわけで、それを参考に作ってみましょう。
まずは下ごしらえ。
新じゃがなら皮が薄いので、金属たわしで皮が剥けます。
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でも正直、素直に包丁で剥いたほうが早くて楽だったように思えます(苦笑)
イモの形は包丁で剥くよりも綺麗ですけどね。

野菜をカット。
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なお、今回は人参を切らしてしまったので人参抜きです。

鹿肉と玉ねぎを炒め、その後ジャガイモも一緒に炒める。
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それから煮込んで、ある程度したところで顆粒ブイヨンを入れます。
スープを1から作るのは大変なので、手抜きです。
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無添加を売りにした顆粒ブイヨンを結構な量、投入しました。

さて、カレールウ作り。
フライパンで小麦粉を炒める。
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本当は薄力粉が良いのですが、これまた切らしてしまったので、今回は強力粉です。

カレー粉投入。
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小麦粉と一緒にしっかりしっかり炒めます。
割合としては、今回はカレー粉1に対し小麦粉1.3といったところです。

カレーの匂いが強くなったところで、具を煮込んだ鍋からスープをとり、スープをフライパンに投入し、よく混ぜる。
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そしたら具もフライパンに入れて、ある程度煮込んだら出来上がり。
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実食。
・・・辛いっ!!
これは辛い!子供には無理!
市販のカレールウの箱の裏に書かれている辛さ表でいえば、辛さ5段階の5。

・・・しかし口の中の辛さが収まると、もう一口食べたくなる不思議。
辛いけど、美味しい。
市販のルウと違って油脂が少ないからか、スッキリしたキレのある辛さと味わい。
鹿肉も臭みは全く感じられず、なかなか美味しい。

しかし今回は漫画飯の再現、というコンセプトからは離れてしまった気がします。
見た目が大便という部分だけか?しっかり再現できたのは。
・・・って、なんで食べ物の話に便のネタを用いるんだ私は。
しかも前回今回と連続で。

次はもっときれいな話にしましょう。
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