昨日、政府は、新型コロナウイルス対策として、
東京や大阪など9都道府県に出されている緊急事態宣言について、
来月20日まで期限を延長することを決定しました。
マスコミの報道では、今回が最後の延長だとの話が出ています。
現在の緊急事態宣言は3回目で、4月25日に発令され、
当初は5月11日まででしたが、これが5月31日に延長され、
それがまた延長された事になります。
発令と延長が繰り返されていますから、インパクトはないような感じです。
手法もほとんど変わりませんから、新鮮味もないですし、
それだけに、真剣に受け止める人は少ないような気もしています。
政府は、緊急事態宣言による感染拡大の防止よりも、
最近はワクチン接種に力を注いでいる感じですから、
余計そのような感じなのでしょうね。
しかし、現在のワクチン接種は高齢者が対象ですから、
ワクチン接種による感染拡大の防止には、まだ時間が掛かります。
菅総理は、ワクチン接種一辺倒の感じがしますが、
ワクチン接種によって感染拡大が抑えられるのは、
まだまだ先の事だと思います。
現段階では、高齢者にはワクチン、
働き盛りから若者には宣言による外出自粛なのでしょうが、
宣言の対象が飲食店ばかりの印象で、
通常の企業活動は、平常に近い感じで動いていますから、
宣言の効き目は余りないような気がします。
これまでの感染状況は、東京などの大都市の感染が増え、
それが次第に地方に波及している感じがしました。
しかし、現在は大都市の感染者の極端な増加はないものの、
高止まりしている感じで、
地方がこれまでの最大の感染者を出す県があるなど、
少し状況が違うように感じています。
特に沖縄県が急増しているのが心配です。
栃木県では、昨日は52人の感染者が出ました。
どこかでクラスターが出来たのならば気にならないのですが、
どうも散発的な感染が広がっているようです。
全国的に見た場合、新規感染者は減少傾向にあります。
しかしながら、その一方で重症者数が増加しています。
特に、これまでと比べて重症化のスピードが速いとの事ですから、
まだまだ予断を許さない状況は続いているような感じがします。
ワクチン接種が本当に決め手になるとしても、
ワクチン接種の対象ではない世代の方が多い状況である事は間違いありません。
感染が爆発的に増えなければ良いがと思っています。
特に、イギリス型の変異株は、低年齢児にも感染するようです。
今、心配されているインド型の変異株がどうなのか分かりませんが、
学校で感染が気になります。
ここのところ、あちこちでの世間話で、
昨年の今頃はこんなに長く続くとは思っていなかったとの話を聞きます。
それが実感なのでしょうね。
来年の今頃は、過去の話になっていれば良いと思いますが、どうなるでしょう?
【今日の一句】
いろいろよ 24色の クレパスは
かぐや姫の「神田川」に出て来ました。
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