択捉島配備、露軍が高性能地対空ミサイル使い訓練実施
読売新聞 2021/04/21 19:33
【モスクワ=工藤武人】インターファクス通信によると、ロシア軍の極東地域を管轄する東部軍管区は20日、北方領土の択捉島に配備されたとされる高性能地対空ミサイル「S300V4」を使った訓練を実施したことを明らかにした。
東部軍管区は19日にクリル諸島(北方領土を含む千島列島)で1000人規模の演習を始めていた。
日米両国が16日の首脳会談で、日米同盟の強化を急ぐ方針を確認したばかりで、演習には日米の動きをけん制する狙いもあるとみられる。ロシアの軍幹部は21日、クリル諸島に最新型戦車の配備を進め、戦闘能力の向上を図る姿勢を強調した。
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