「マクベスからさまよい出たもの」　島根講演

3月7日に、
自由劇場「マクベスからさまよい出たもの　島根公演」が開催されました。
音声ガイドのモニターとして、
前日の通し練習と本番を観劇しました。

この舞台は、鑑賞サポートがばっちりでした。
視覚障がい者に部隊の様子を説明する音声ガイド
（fm受信機を使って聞く）がありました。
聴覚障がい者には、字幕（手元のタブレットに映し出される）と、
手話通訳がありました。

音声ガイドの内容はほぼ完成されているように思いました。
部隊が始まる前に、マクベスのものがたりについて、出演者について、
説明があったため想像がしやすかったです。
しかし、雑音が入って困りました。
雑音の原因は、字幕を出すために使われていた送信機から出る強い電波でした。
字幕が瞬時に表示で来て、音声ガイドがクリアに聞こえるような、
システムができることを望みます。
音声ガイドは見える方を含め、19人もの利用があったそうです。
見える方からも助けになると好評でした。

マクベスには、小学生から高齢者まで16人の方が出演されました。
出演者の中には、車いすの方を含む、数人の障がいのある方もいました。
発語に障がいのある方もいましたが、注意深く聞くとほとんど聞き取れました。
出演者の一部は、本番は練習のときより声がかれていて、
かなり練習したんだなあと思いました。
2回続けてみると、繰り返されるセリフを覚えてしまいそうでした。
セリフの中で、ふっと笑えるところがあって、楽しく過ごしました。
この部隊に関わったみなさん　本当にありがとうございました。

「マクベスからさまよい出たもの」は音声ガイド付きの動画が配信されています。
島根公演ではなく、2020年に倉吉で行われたものです。
島根講演とは、
ナレーションが違うし、一部出演者や演出が違いますが、
雰囲気は伝わると思います。
下のページから再生してください。
https://archive.artbrut-creation-nippon.jp/stage/macbeth/