下記の仲間。
日本語アレコレの索引（日々増殖中）【23】
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1975055968&owner_id=5019671
mixi日記2020年10月02日から
下記の続き。
【weblio の話〈1〉〜〈4〉】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12386828660.html
最近テレビのニュース的なものを見ていて、イラッとする言葉がある。まあ厳密なことを言いだすととんでもないことになるんだけど……番宣で連呼されると石を投げたくなる。本当にそんなことをすると危険だから匙を投げる程度にとどめている。
ひとつは「マルッと」。いつ頃から使われるようになったのだろう。
意味はわかる。すでに辞書が採用しているから、もうダメなんだろう。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%A3%E3%81%A8/
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まるっ‐と の解説
［副］《「丸と」の転》まるごと。そっくり。「中身がまるっと入れ替わる」
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用終了
weblio様にあった。出典は例によって「実用日本語表現辞典」。
https://www.weblio.jp/content/%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%A3%E3%81%A8
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丸っと
読み方：まるっと
「丸ごと」の意味で用いられる、「丸ごと」が転訛したと解釈できる言い方。東海地方などでは特によく用いられる表現とされる。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用終了
あれ？ レイアウトが違うものもある。これは初めて見た。
https://www.weblio.jp/content/%E4%B8%B8%E3%81%A3%E3%81%A8
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用開始
丸っと
意味・読み方・使い方
読み：まるっと
実用日本語表現辞典の解説
丸っと
読み方：まるっと
「丸ごと」の意味で用いられる、「丸ごと」が転訛したと解釈できる言い方。東海地方などでは特によく用いられる表現とされる。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用終了
意味はわかるけど、どうにも方言臭・俗語臭があって……。
下記を見るに、weblioの記述は合っているみたい。
https://www.ytv.co.jp/announce/kotoba/back/3601-3700/3631.html
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道浦俊彦/とっておきの話
◆ことばの話3634「まるっと」
『「新しい郊外」の家』(馬場正尊、太田出版：2009、1、25)という本を読んでいたら、
「彼女にはまるっとお見通しだったようだ。」(74ページ)
という表現が出てきました。この、
「まるっと」
というのは、初めて目にした表現です。意味は、
「まるまるすべて」「全部」
ということでしょう、文脈で判断すると。「まるっきり」という意味かもしれません。
Google検索(6月9日)してみると、
「まるっと」＝32万3000件
も出てきました！なんじゃ、こりゃあー！すごい！
たしか著者は九州の佐賀県かどこかの出身と書いてあったな。じゃあ、九州の方言か？
ネットでは、愛知、岐阜などの東海地方、島根、山形の方言と出ていますね。映画『TRICK』の監督さんが愛知出身で、それでセリフに「まるっと」がよく出てきて仲間由紀恵さんが使っていたとも・・・見てないから、知らないなあ。
どなたか、「まるっと」はどこの方言か、ご存じの方がいらっしゃったら、教えてください。宜しくお願いします！
2009/6/10
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ということで、「まるっと」は完全にグレーゾーン行き(泣)。
もうひとつ気になるのが、「深掘り」。「徹底解説」のような意味で使っているのはわかるけど……。
これまたまともな辞書にはないと思ったら、Web辞書は立項している。
https://kotobank.jp/word/%E6%B7%B1%E6%8E%98%E3%82%8A-690094
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深掘り（読み）フカボリ
デジタル大辞泉の解説
［名］(スル)
１ 深く掘ること。深く掘れること。「深掘り技術」「川底の深掘りが生じる」
２ 深く調べたり考えたりすること。また、深く関係をもつこと。「課題の深掘り」「従来からの顧客を深掘りする」
大辞林 第三版の解説
�＿燭�を深く掘ること。 「 −加工」
��何かを深く追求すること。 「 −分析」
�Ｅ召犬董⊃靴燭癖�野・顧客などを開拓するのではなく、すでにあるものに対し密接な関係を築くこと。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用終了
「1」�，論里�らあったのだろう。
問題は「2」�◆�「2」の後半と��は、なんのことかわからない。
これを見る限り、「深掘り」は動詞でしかないから「深掘りする」は誤用になる。でも……もうダメだろうね。「ニュースを深掘り！」あたりが典型的な使用例。これは「深掘りする」の体言止めだろう。
笑ってしまったのはweblio様。
https://www.weblio.jp/content/%E3%81%B5%E3%81%8B%E3%81%BC%E3%82%8A
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用開始
深堀り
読み方：ふかぼり
通常は「深掘り」と表記する。意味は、物事を深く穿って見ること。「堀」はを設置された施設や構造であるため、「深く掘る」行為そのものを指す名詞形である「深掘り」とは異なる。
深掘り
読み方：ふかぼり
穴などを深く掘ること。または、原因や事情をより詳しく穿って調べること。「深堀り」と書く場合も見られるが、もともと「深く掘る」を名詞化した形であるため、名詞の「堀」よりも動詞の「掘り」が正しいをする見方が多い。
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〈「堀」はを設置された施設や構造である〉だったら、その深いものは「深堀」でしょう。「深堀り」はありえない。
〈「深堀り」と書く場合も見られる〉のは、単なる誤用でしょう。
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