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2020年06月25日02:31

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「エール」の廿日市には呆れた。。。

「エール」の廿日市の言動には呆れてしまった。

主人公の裕一が上司の廿日市に、コンテストにどういう人物が望ましいかと聞いたところ、「お前は帝国レコードのスパイか!」と言い放ったことです。

廿日市は「エール」の人物紹介では「コロンブスレコードのディレクター。ヒット曲を作ろうと奮闘しつつも、大御所作家や上司に弱い一面も。」と書かれており、これならコメディタッチのドラマによくいるキャラだと思います。

(参考)NHKホームページ
https://www.nhk.or.jp/yell/cast/hatsukaichi.html


しかし、「エール」本編に登場する廿日市は『船頭可愛いや』のエピソードでもあったように、売れっ子作詞家が作詞した曲を、こともあろうに金をケチってそれまで下駄屋の娘だったシロウトに歌わせるような、ヒット曲を作るつもりがあるのかと思うような人物で、大御所作家に弱い設定はどこに行ったのだろうと思うような、よくドラマで見かける典型的なネガティブな中間管理職を思わせる人物に変わっていました。
しかも、部下をスパイ呼ばわりするような猜疑心の強い人物だったようです。

主人公の裕一を「不良債権」「低空飛行」と罵倒した挙句、「スパイ」とは呆れたものです。

こんな上司では有能な人物は次々と去っていくでしょう。
(現に木枯という登場人物(歌手)はライバル会社の帝国レコードに移籍してしまいました)

私は御手洗清太郎はコロンブスレコードではなく、帝国レコードに入った方がいいとすら思えました。


「エール」はメインライターの林宏司が諸事情により降板し、後任のライターが引き継いで書いている事情はあるものの、後任のライターによる登場人物の解釈ミスが起きてしまったようです。

調べてみると6/24の脚本は嶋田うれ葉というライターでした。
それなりのキャリアはある方のようですが、登場人物のキャラ設定の解釈を誤ってしまうとは困ったライターです。
(嶋田うれ葉というライターは上司が「不良債権」、「低空飛行」、「スパイ」と部下を罵倒しても問題ないと思っているのでしょうか?)


役者はよほどのスター俳優でもない限り、多少のアドリブは認められても基本的に脚本に書かれた通りに演技しなければいけないでしょうからかわいそうですが、70年代のコメディドラマ「気まぐれ天使」等で主役を務めていた石立鉄男だったら、部下を「不良債権」「低空飛行」、「スパイ」と罵倒するように脚本に書かれていたとしても、視聴者に不快な印象を与えずにリカバリーすることが出来たように思えます。

石立鉄男のような名優はなかなかいないものだなぁと思いました。


私は過去に「エール」のスピンオフをあまりよく思っていないように書いていますが、スピンオフは悪い言い方をすれば「「エール」の登場人物や設定を好きに使っていいから脚本を書いてくれないか」と下請けのライターや放送作家に丸投げできる手法です。

「エール」のスピンオフは一部の方には支持されたようですが、以前の日記に書いたように視聴率的にはよくありませんでした。

やはり脚本はメインライターがきちんと書かなければいけないと感じました。
(下請けのライターや放送作家を使っても構わないとは思いますが、メインライターが責任をもって監修する必要があると思います)

私は「エール」に期待をかけているので、このままではガッカリです。
「エール」には「コロンブスレコードのディレクター。ヒット曲を作ろうと奮闘しつつも、大御所作家や上司に弱い一面も。」は必要だと思いますが、「猜疑心がひどいあまり部下をスパイするネガティブな中間管理職」は必要ないと思います。

日記やつぶやきはインターネットに公開する設定にしていますが、念のため週末にNHKに抗議しようと思っています。

人間にはミスはつきものだと思いますが、休止期間明けの「エール」には新しい裕一の上司を登場させ、いい作品をつくってほしいと思っています。
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