科学雑誌のNewtonがあろうことか軍用機の本を出しました。
面白いと思い買って読み始めたのですが…。
翻訳が酷くてとにかく読みづらい。さらに、明らかに間違った翻訳をしている。
P.10
その中には、P-39エアラコブラとロッキードP-38の初期型があった。不思議な事に、この2機種にはターボ/スーパーチャージャーが装備されておらず性能は高度に応じて向上させていたのだ。
>ターボチャージャーが無い事で、装備している機体に比べて高度を上げるに従い出力低下が著しくなる事はあっても、性能が上がることはない。
P.18
(ベトナム戦争当時の海軍機について)機体は空軍のF-4CやF-4Dと同様に、機内に機関銃を装備していたF-4B型、F-4G型、F-4J型であった。
>どれも機関銃は搭載していない。
等、軍事航空関連ではかなり基礎的な説明の部分で、否定を肯定に間違えた翻訳が目に付く。
しばらく前にGoogle翻訳で 英語>日本語 をやらせた時にこう言う事がままあった事を思い出した(それ以来英文は自分で翻訳してる)。
訳者をみると青木謙知とあり、え!あの人がこんな翻訳を?という感じ。監訳者:源田孝とも。
翻訳協力として会社名が書かれているので、どういうワークフローなのかな?監修ちゃんとやってるのかな?と疑問に思いました。
我慢して読んで、掘り出し物の記述があればまぁいいかな?
とはいえ、方向性といい出来といいNewtonの看板にそぐわない感じは否定できません。
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