三連休最後の日の夜に高円寺にあるバー、月のみち、に行く。
本当は日曜日、しかも三連休最後の日なので出かけたくないのだが最も楽しむことができる牧瀬茜さんのイベント、しかも、この二か月間、全然行ってなかったというのもあるので、行くことにした。
月のみちははじめて来た店だが、店内が古い感じのカウンターバーという内装で、店の灯も暗めで、青や赤などの色のついた照明が所々に当てられていて、いい味のある店であった。
そんな雰囲気の中で茜さんのダンスがはじまった。
茜さんが踊っている位置にちょうど青色の照明が当たっていて、それで綺麗な空間が作られていた。
そ中で踊る茜さんの踊りの動きはゆっくりとしたものであった。
青い照明の中でスローな動きのダンスは見ていて、気持ちを落ち着かせ、心地よさを与えてくれた。
そのため、茜さんのダンスからは決して目を離すことができなかった。
ダンスからいきなり一人語りとなった。
演目は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』であった。
先ほどは美しさを感じた青色の照明だったが、この時は死の世界の恐ろしい雰囲気を作っていた。
しかも、店内は全体的に暗いので、その暗さも空間づくりを高めていた。
そして、茜さんの落ち着いた口調は、最終的に地獄に落ちてしまうカンダタの無情さを強く感じさせられるものがあった。。
その後、ダンサーであるマスターと茜さんのコンビによるダンスであった。
マスターは上半身裸で踊られたのだが、筋肉が美しく整っていたのが印象強かった。
美しい筋肉が動くダンスはたちまち虜にされるものがあった。
そんなマスターと茜さんの踊りは気品あふれるものがあり、二人が近づいた時には性的意味がない結合を感じてしまった。
久しぶりの茜さんのイベントはいつも以上に美を感じるものがあり、来て良かった。
残念ながら茜さんの今月のライブは今日で終わりであるが、四月は正反対に都内で多く行われるようである。
行ける限りは行くようにしよう。
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