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2020年03月22日13:08

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フェイク

この間やっていた「相棒」の最終回はかなり面白かった。いわゆる“ディープフェイク”がテーマになっていて、最近の自分の興味の的であったのでタイムリーなネタだった。

最近、フェイクポルノなるものの精度がすごくって、スケベなおじさんとしてはつい見てしまうんだけど、吉岡理帆ちゃんとか新垣結衣ちゃんとか、これはもう人権侵害どころの範疇じゃないだろうっていうおぞましい画像が出回っちゃってて、これがなんで社会問題にならないのかと思っていたところなんだよね。一昔前の一目でバレバレ、笑っちゃうレベルのアイコラなんかとはもうミニバスとNBAくらい次元が全然違う。

そっか〜、AIか〜って遅まきながら思ったんだけどさ、これから5Gなんてわけのわからないものが国民のコンセンサスなく勝手に生活に浸食してくるにつれて、このディープフェイクっていうものも想像が追いつかないくらい相当ヤバい代物になっていくと思う。「相棒」でも言ってたけど、映像という今まで一番信憑性が置かれていたものが、全く信用ができないものと化してしまうわけだからね。

かなり前に読んだ村上龍の小説で、確か「愛と幻想のファシズム」だったと思うんだけど、IMFの事務総長だか誰かが金利をどうのこうのって発言して、世界の市場が大混乱に陥って、でもそれはフェイクの画像だったなんてネタがあった。ある日突然、いきなり日本の地上波が乗っ取られて、どこかの原子力発電所が爆発して安倍さんが緊急事態を宣言して、日本中が大混乱しているうちに中国とロシアの軍隊に攻めこまれて…なんて話もディープフェイクの技術をもってすれば出来ちゃう話なのかもしれない。

まあ、そんなこと考えてる俺の横ではカミさんが「恋つづ」の最終回見てキャーキャー言ってたけどね。アホかとは思うが、同じ枠で次から始まる多部ちゃんのドラマを楽しみにしている身としては何も言えない。

今週の映画は「ホテル・ムンバイ」(監督:アンソニー・マラス/出演:デブ・パテル)を観ました。2008年のインド・ムンバイ同時多発テロでテロリストに占拠されたタージマハル・パレス・ホテルでの人質脱出劇を映画化。

全編を通じる緊迫感が凄い。被害者の側だけじゃなくて、テロリストの側の少年たちもちゃんと描かれている。しかし、こういう非常事態に、自分が全然市井のひとである主人公のような勇気ある行動がとれるだろうかと思うと、全然自信はない。「家族がいるんで」とか言って真っ先に逃げ出して、お間抜けにバラバラって撃ち殺されちゃうのが関の山なんだろうな。

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