今回のツアーはヒマラヤと寺院を見るのがメイン。
連日カトマンズ近郊の寺々を見物しましたが、敷地はヒンズー教、仏教、王宮の建物に沐浴プールが混じりあい、木彫の柱に壁は赤レンガと、建築様式が似ているので、どこも同じように見えます。
そんなお寺巡り2日目、バクタプルという日本でいえば京都に当たる町の、石の寺院でのモデル撮影シーンに遭遇。ここは世界遺産です。傷つけるわけではないけど、堂々の写真撮影に驚きます。
日本なら国宝重文に相当する建造物、文化財保護の観点で物議を醸しだしそう。でもネパールでは国民性もあっておおらか。例え世界遺産であっても、日常信仰の一部なので身近な存在です。
細かな木彫も漆等の保護無く素地のまま。出入口では彫刻の角が擦られて丸くなっているのもあります。その為かどの寺院にも木彫作業場があって、傷んだ部分を頻繁に修理交換しているようです。
モデルは常盤貴子似の金髪の美女。多民族が混じりあう土地柄。肌は浅黒いインド系ですが目元はアジア系を感じさせます。階段の上から長い金色のドレスを垂らしています。結婚衣装でしょうか。
砂埃が舞いバイク溢れる町中を歩いて、感心したのは信仰心の熱いこと。路地にも祠があってガネーシャ石像が置かれ、その顔や体に朱を入れ、マーガレットのような黄花が添えられています。
日本では信仰心を感じるのは初詣や葬式程度、日常生活と切り離された感がしますが、ここネパールでは、人で溢れ返る寺々といい路地の小さな祠といい、信仰がもっと身近な存在だと感じました。
ログインしてコメントを確認・投稿する