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2020年02月16日17:29

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韓国、良かったじゃん

「パラサイト 半地下の家族」がアカデミー賞作品賞を受賞したということで、ワイドショーでも結構取りあげられている。それを見たカミさんが「パラサイト、レンタルで借りてきたら私にも見せてよ」と言う。ついこの間公開されたばかりの作品だからまだだいぶ先になると思うぞ。そう言えば俺の部屋に「グエムル」のDVDがあるから観てみろよ。と言って見せると、パッケージを見ただけで「なんか気持ち悪そうだからいい」とのこと。ワイドショーを見てカミさんと同じようなことを言ってる人たちが日本中にごまんといそうだが、多分大体同じような反応なんだろう。

監督ポン・ジュノと主演ソン・ガンホのタッグ、「殺人の追憶」は文句なしに凄い映画だった。当時は“韓国の黒澤”という異名があったはずだが、ここ数年の文政権による反日政策の影響か、そういう呼び名は今回まったく聞こえてこない。そのあとに出た「グエムル」は、怪獣映画ということもあり公開当時はずいぶん酷い評価をされたと記憶しているが、僕は相当の傑作だと思っている。実際DVD買って黒澤やコッポラの映画のDVDと一緒に本棚に並べてるくらいだし。

深夜に「グエムル」を見返してみたけれど、今にしてみればウィルスをしっかり話の中心に据えていて、15年近く前の映画にもかかわらず、時代の先取り感も半端じゃない。15年前だから米国の影が色濃く描かれていて、今なら北朝鮮、中国の影が色濃く描かれそうだけれど、「パラサイト」はどうなんだろう。多分、そこはかなりぼかしているか、まったく排除されていると予想するけど、実際に映画を見るまでは情報は一切遮断して先入観をもたないようにしておきたい。それより「スノーピアサー」って見てないな。今度レンタルしてこようっと。

今週の映画は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(監督:クエンティン・タランティーノ/出演:レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット)を観ました。落ち目の俳優とそのスタントマンの2人の友情と絆を軸に、1969年ハリウッド黄金時代の光と闇を描く。

ともかく同じ画面の内にブラピとディカプリオにアル・パチーノまで揃っちゃってるという贅沢さ。が、逆にブラピの存在感だけでもった映画という気がしないでもない。タランティーノにしてはずいぶん遠慮がちな感じはしたが、終盤に一応見せ場は残っていた。が、それも取ってつけたようで、すでに古典になってしまった感がある「レザボア・ドッグ」や「パルプ・フィクション」には遠く及ばない、なんて言ってるとタランティーノには酷かな。

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