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2020年02月09日16:24

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GRAFFITI STREET&空想-Memories-

特撮のライブの前にBunkamuraに寄って、Bunkamura GalleryでやっているGRAFFITI STREET〜ストリートアートの40年 バンクシービフォーアフターと、Bunkamura Box Galleryでやっている空想-Memories-を観て来た。
ライブ前だったので、あまり時間も取れずバタバタっと短時間で観たのですが。
てか、私、duoとか、あの辺りのライブハウスに行く前、絶対Bunkamuraに寄るな!癖になっちゃってるんだな…。

フォト フォト
GRAFFITI STREETは、バンクシーを中心としたストリートアートの数々。正直、あまりバンクシーには興味がなかったのだが、纏めて観たら結構面白かった。
でも、「ストリートアートって、ストリートにあってこそ輝く作品なのかな?」とも思った。本来、通りの落描きだったはずの絵なので、きちんと額に入って画廊で展示されてしまうと、どうにもお行儀良くなってしまうというか。ストリートアートは社会への批判的メッセージがある物も多いが、その折角の批判性も薄まってしまうというか…。それこそ落描きという反社会性のある行いから生まれたワケだから、額に入れられ、高額な値段が付いてしまうと、その社会批判の意味は?結果、これも、富豪たちの道楽の物になるの?と思えてしまう。
んが、それこそが、又、彼らの批判なのかな?とも。思考のループですね。

バンクシーは有名なネズミの絵もあった。戦闘ヘリ(かな?)に可愛くリボンがあしらわれた絵とか、批判性&ユーモアだね。

私は、インヴェーダーという人の作品が、その人自身のコンセプトと相まって面白いなと思った。彼は、徹底した匿名主義で作品を発表しており、親すら彼が何をやっているか知らないらしい。絵はドット絵で、凝った作りで「これ、手間かかるよな…。」と思った。まず、設計図作らないとダメな絵よな。
彼は、この匿名性も含めての『表現』なのでしょうね。元々は反社会的行為。名前をさらすコトなんて、本来はしないわけで。

あと、オットー・ジェイドという人の作品も面白かった。ステンシルの作品なのだが、座って札束を数える金持ちそうなオッサン。そのオッサンの座る椅子には鎖が繋がれており、先端は少女に繋がっている。このオッサンに飼われている少女なのかも知れない。オッサンは、この少女を使って稼いでいるのかも。この少女が、風船につかまり浮かび、鎖は今まさに切れたところ。シルエットで描かれているので、オッサンの表情も少女の表情も分からない。それでも、オッサンは驚き、きっと少女は「ああ、これで何処へでも行ける!」という表情をしている…と私には観えた。これ、私、本当に気に入って「これは欲しいかも…」と思った。高額すぎて買えませんが(^_^;)。
特撮のライブに行く前だったからかな?大槻ケンヂ氏作詞の『何処へでも行ける切手』という歌を思い出した。因みに、この歌に出て来る少女は、後に、エヴァンゲリオンの綾波レイのモデルになるのだが。

前述に、ストリートアートに画廊合わない説みたいなのを書いたが、その反面、「ああ、ストリートアートってのは、それこそ渋谷や恵比寿の小洒落カフェやショップに飾ってあったら、お洒落で恰好良いのだろうな。」とも思った。渋谷の画廊でやるのは良いよね。渋谷はそれこそストリートの街だ。こちらは2月12日までやってます。

バンクシーの絵を買おうとしていた、それこそお洒落セレクトショップのオーナーのような人もいた。確かに小洒落店には合いそうよな、バンクシー。でも、その時、彼の作品の批判性はどう見えるのだろう?(それも面白そうか)

そのお隣の『空想』。
フォト フォト
こちらは色んな空想世界の絵。私にはこちらの方が面白かったかな。不思議な物から悪夢的なモノまで。4作家の共演。
私は、田中武氏のポップでカラフルな鳥に囲まれた骸骨の絵や、横内里奈さんの窓辺に立ち、外を見つめ夢想に耽っているような少女の絵が気に入った。
他、馬に乗った若武者さながらのJK(だったかな?)の絵も面白かったな。堤さんの作品だったかな?こちらは2月9日まで。
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