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2020年02月03日10:24

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『ナイブス・アウト 名探偵と刃の館の秘密』感想

〜NY郊外の館で、巨大な出版社の創設者ハーラン・スロンビーが85歳の誕生日パーティーの翌朝、遺体で発見される。 名探偵ブノワ・ブランは、匿名の人物からこの事件の調査依頼を受けることになる。パーティーに参加していた資産家の家族や看護師、家政婦ら屋敷にいた全員が第一容疑者。調査が進むうちに名探偵が家族のもつれた謎を解き明かし、事件の真相に迫っていく―〜<公式HPより>

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面白かったです!!!
脚本も良かったし、キャスト陣がまた、豪華&実力派揃いで、楽しい、楽しい!

物語の基本設定で上手いなあと思ったのは、ハーランの看護婦マルタを移民にしたこと。
(マルタの母親も、もちろん移民)
で、これに絡んで、ある場面の台詞で「ハミルトンか!」みたいなのが出てきて、ニヤリ。
これは、ブロードウェイミュージカルの『ハミルトン』のこと。
(私は、去年、ロンドンウエストエンドで観賞。言葉がめちゃわからなかった&チケットは信じられないぐらい高かった・・・涙
アメリカ合衆国建国の父の一人アレクサンダー・ハミルトンの生涯をヒップホップ音楽で綴ったミュージカル作品で、特徴は、建国の父を含む歴史上実在の人物でさえも白人ではなく有色人種が配役されていること。
作詞、作曲、脚本、主演のリン=マニュエル・ミランダは何かのインタビューで「ブロードウェイでは、自分たちのような人種(本人はプエルトリコ系移民の子)の俳優たちがメインの作品はほとんどない。だからこの作品を作った」と語っていました。

この一家、普段マルタには「あなたを家族のように想っているわぁああ」と言っているんですが、実際は彼女がどこの国出身だったとか覚えてないわ、事態が変わってくると態度が一変!
このあたりの風刺が、ピリリとわざびの如く効いていて上手いなあ!と。

ダニエル・クレイグ演じる探偵が身に着けていたジャケットが、ジェームズ・ボンドとは明らかに違う、柔らか素材っぽくてよかったな。

でも、収穫は、何と言っても、マルタ役のアナ・デ・アルマスちゃん。
『ブレードランナー 2049』では、ひたすら可愛かったけど、次の『THE INFORMER』は・・・まあ出てたけど、なんというか、演技をしっかり見たっていう感じではなく・・・。
でも、今回は、魅力&実力の両方が、じわじわ放出&沸騰してきた感じ。
これは、行くわ〜。彼女、これから、どんどん売れっ子になっていくんじゃないですか?

もうちょっと書きたい気もするのですが、まだ公開されたばかり&やはり内容的にネタバレ厳禁なので、このぐらいにしておきま〜す♪
不快な場面がまるでなく、ゆったりくつろぎながら、安心して、楽しめましたわーい(嬉しい顔)
4つ☆
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