ドキュメンタリー映画『アメリカ初の人類』を見た。
アメリカ大陸で、初期の頃に来たのであろう人類の骨が見つかり、それを調べていくというドキュメンタリーだった。ナイアと名付けられたその骨は、洞窟の中で見つかった。調べたところ、15、16歳くらいの若い女性で、足に捻りあげられたような骨折の後があり、頭にも怪我があったようだ。また、まだ骨が完全に発育する前に妊娠した後もあったようだ。今の技術でここまで分かるのが凄い。
だが、最終的な死因は洞窟の中で水を汲みに行った際に、足を滑られてそのまま死んだらしい。ナイアと同じような死に方をした動物たちの死体も同じくそこにあった。
足をひねりあげられたような骨折は、男性の暴力によるものだろうという推理だった。初期にやって来た人類はかなりのヒャッハー集団だったらしく、争いも絶えず、男性も暴力的なのばっかりだった可能性が高いらしい。そんな過酷な環境で、よく生きていられたなあ。
最後に、彼女の顔を復元したものもあった。正直美人ではなかったが、古代の、もうすでに死んでしまった人間の顔が見られるのは、ロマンだなあ。
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