師走となり
庭には「琉球ツワブキ」が咲いています
この眺めは 八年前私たちがここに引っ越して以来 ずっと
毎年心待ちにしている我が家の<冬の花>
花言葉は いつも笑顔で変わらない/謙譲
まるで
ツル子先生のお人柄を偲ばせるような 一華(イチゲ)の花
明日からは 殊更に 私の心に留め置くであろう
想いでの
「石蕗の花」
奇しくも 今日はツル子先生の告別式でした
*:*:* *:*:* *:*:*
ツル子先生ご夫妻をお迎えして茶会を楽しんだのは 丁度
一か月前の11月11日のこと
余命を伺い知ってから 急遽 少しでも先生の願いを叶えて
さし上げたい一心で設えた ささやかな茶席でした
私は小学校の教え子という訳ではないのですが たまたまハ
ーブの「カモミール摘み」体験会で出会ったのがご縁となり
意気投合 それからのお付き合い
人一倍お花を愛する心がおありで いつも明るく 優しく
そして何よりも探求心をおちゃめに発揮なさるお人柄にひか
れて 「ツル子先生」と呼ばせて戴きました
葬儀会場には ツル子先生のお幸せな思い出の写真が沢山飾
られてあり その中には茶会当日の思い出の集合写真一枚も
(付き添って下さった娘さん撮影)
ご主人様と並んだ先生の手には
「ダリアの花束」
それは お花の水替えが難しくなったと聞いて 私が先生に
用意しておいたローズ色の「天竺牡丹のブーケ」
<光触媒の人工花>
当日は感謝を込め また少しでもお元気になられるようにと
お持ち帰り戴いた小さな花束でした
まだ冷めやらぬ想い出の茶会当日の日 形だけでもと思いさ
っと着られるようにと内緒で着物を準備しておいた私でした
が 少し遅れていらした事を気にして 遠慮なさってお召に
はならなかったツル子先生
娘さんのお話では 帰宅後 やはり着ればよかったかなあと
チョット悔やまれたご様子だったとか
先生 和服がお好きだったんですね
お通夜では 襟元に萩の花があしらわれたえんじ色の美しい
着物姿の先生を拝顔して 最後のお別れができた清子さんと
私 また告別式には晴美さんも駆けつけて参列してください
ました
ツル子先生 どうぞ安らかにお眠り下さいませ
心よりご冥福をお祈り申しあげます
合掌
ログインしてコメントを確認・投稿する