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2019年12月08日17:25

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Q:A Night At The Kabuki

11/26(火) 東京芸術劇場 プレイハウスへ行ってきました。

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シアターコクーンでは何度か経験あるけれど、
多分、プレイハウスでは初めてのサイドの席で、RB列でした。
シアターコクーンほど、体を斜めにして見ている感じがしなかったけど、
やっぱり終わってみると、腰が疲れたあせあせ(飛び散る汗)

今回の主要キャストは、この方々。
テレビや映画でも、大活躍している若手とベテランが共演してる感じ。

松たか子 上川隆也 広瀬すず 志尊淳 橋本さとし 小松和重 伊勢佳世 羽野晶紀
野田秀樹 竹中直人

一言でいえば、和風「ロミオとジュリエット」のお話とクィーンの音楽が合体した物語。

しかし、正直言えば、大ヒットした映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見ていないし、
(周りは、沢山見た人がいたけれど…)、クイーンの音楽も、数曲しか知らないあせあせ(飛び散る汗)

平家と源氏に置き換えての「ロミオとジュリエット」を、若き日を広瀬さんと志尊さんが演じ、
その後を松さんと上川さんが演じている。
乳母を野田さんが演じ、他の方は、何役か演じていた。

「ロミオとジュリエット」を平家と源氏にしただけかと思っていたら、気づけば、
第二次世界大戦で、シベリアへ抑留された人々を思わせる方へと向かっていた。

大人の2人が、なんとか、運命の歯車を変えようと色々するけれど、
結局変える事が出来なかったという点が、とても切なくてやりきれず、遠い地で、
懸命に生きようとしても、劣悪な環境下では考える事すら放棄したくなりそうに思える。

歴史や人生に「たられば」は、ないけれど、その時の選択が未来を変えていく事は間違いない。
その時点では、わからないから、人生は楽しく面白いかもしれないし、辛く悲しいのかもしれない。
それが一人で決めた事であったとしても、他の誰かの何かに影響を及ぼすのだから、
毎日は、色々な意味で驚きの連続な気がする。

松さんは、珍しくセリフを噛んだ時があったけれど、コメディエンヌ要素と切なさが同居していて、
やっぱり、芝居が上手いなぁ〜と思った。

上川さんは、最初ちょっとセリフが聞き取りずらかったけれど、後はいつもの安定した演技。
広瀬さんを相手にした時の様子が、素かと思えるほど可笑しかった。
後半の抑留中のシーンは、見ていて胸が痛かったなぁ。
上川さんが出演したのは「二つの祖国」なんだけど、どうも「不毛地帯」が目に浮かんできちゃって…
何事も経験した人にしかわからない辛さがあるけれど、見ていて痛々しい泣き顔

初舞台の広瀬さんは、膨大なセリフを一気にまくしたてる時に、「ん?」って思うけど、
若いエネルギーがあふれていて、元気なジュリエットだから、悲しみに転じた時のギャップが指でOK

志尊さんは、とても滑舌が良くて、個人的にはTVで見ているより舞台の方が目がいきやすい。
そして、広瀬さんとは対照的に、少し落ち着いた感じのするロミオ。

橋本さんは、実に美味しい所をかっさらってました。
一人二役だけど、そのどちらも、衣装も登場するタイミングも、とにかく目立つ。

竹中さんは、平清盛より、名もない兵士の時の方が印象に残りました。
もちろん、あの声と動きもあるから、平清盛も派手なんですが…

野田さんは、本当におばあさんみたいな役をやると天下一品。
あの声質のせいもあるのかなぁ。話すだけで、可笑しくなる。
いじわるばあさんとか演じたら、さぞかし面白いだろうに…

終わってみると、反戦のメッセージが、ちりばめられた物語に思えました。

スペシャルサイトは、こちら…https://www.nodamap.com/q/
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