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2019年12月02日21:49

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【オリジナル創作】【ショート連載】風が舞い上げる葉


静かな時間が重たいときもある
それでもその重たさを
かみしめていたいときもある

だから私は何も言わず
背中向きに
君と一緒に座ってた

結果はあまり意味をなさない
どーにもならない事実と
どーにもならなかった結果

もう冷たくなったそよ風が
2人を取り巻く

しばらくじっとしていたけど
沈黙が苦手な私は口を開いた

「もうじき雪が降るね」
「俺の故郷は雪が深いんだよな・・・」
「私はこの世界で初めて雪を知ったかな」
「ここの程度なら雪も可愛いいのだけどね」

私は君の顔をうかがった
どれくらい積もるのだろう?
想像もつかない
この世界だって一面の銀世界になるのに・・・

何でもない会話が救いになったならいいけど

7fin
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