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2019年11月05日09:02

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「タクシー運転手」映画感想

光州事件に絡んで、
ドイツ人記者を光州まで送り、
ソウルに連れ帰った
という史実を基にしたお話(当然脚色されまくっている)。

まあ金大中とか盧武鉉とか
どう考えても赤の手先の逮捕が
契機らしいけど、
全斗煥はやり過ぎたね。
軍閥だと力に頼りたくなるのかね。

事の始まりは、朴正煕大統領の暗殺だけど、
確かに軍政で、独裁まがいな事をしていたのは有るけど、
北朝鮮のスパイに命を狙われ、奥さんまで暗殺されたら、
そりゃ、ピリピリするよね。
何を思って側近だった金載圭が
朴正煕を暗殺をする気になったのかは、
結局、いまだに謎のままらしいけど、
軍政から民主制に変わる過渡期の混乱だった。
という事なのかね? それともやっぱり北の指金?

光州事件が北朝鮮が裏に絡んでいたというのは、
米国CIA側によると、機密文書で関与を否定している。

映画では、タクシー運転手には娘がいる設定だったが、
実際には、息子がいたようで、
この映画の上映が大ヒットしたことで、
息子が、ドイツ人記者と一緒に写った父親の写真を公開。
タクシー運転手だった本人は、
光州事件に絡んだごたごたの後の4年後に、
がんで亡くなっているとか。
ドイツ人記者は、再会を希望して、探したらしいが、
それはまぁ、見つからないですよね。

韓国では上映時期が時期なだけに、
大ヒットだったらしい。
文大統領は、韓国で、
記者の奥さん(記者は2016年に他界)と一緒に
この映画を鑑賞したらしい。
まあ、金大中逮捕がきっかけの暴動なんだから、
子飼いだった文が喜んで見るのは当然っちゃ当然。

何処の国でも政変の過渡期には、
大量の血が流されるよね。残念ながら。

やり過ぎたという意味で、
完全な悪者にされてる全斗煥率いる軍隊ではあるけど、
暴動自体が赤っぽいぞということも含めて、
それもこれも加味して、
やっぱ、韓国のこの手の映画は、良い。
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