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2019年06月29日09:04

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生きていたからこその、夢一夜

【↑今でも信じられぬくらいのときめき】

コバ・ジュンです。

先日、実に貴重な体験をしてきました。
というのも、大好きなバンドの皆様と、なんと「セッション」するという、夢の様なひと時を過ごさせていただいたのです。

そのバンドとは、ジプシージャズバンドの『GYPSY VAGABONZ(ジプシーヴァガボンズ。以下ジプヴァガ)』さん。ここ最近ライブになかなか行くことが出来ていなかったのですが、今回は二部構成で、一部がジプヴァガのライブ、そして二部は希望者とセッションしてくださるという話を聞き、「これは何としてでも行かねば!」と強く思ったのです。

しかし、ひとつ気になることが。「どの程度の技量を持っていたら参加出来るのだろう?」と。そりゃそうです。歴だけは長いボクのギターですが、こんなもんで良いのかと心配になります。そんな折、以前のセッションライブに行ったお知り合いから「コバ・ジュンさんなら大丈夫!」との言葉をいただきましたので、参加の意思を決め、予約メールと共に「セッション参加でお願いします」と送信いたしました。さぁ、もう後戻りは出来ないぞ。

程なくして、メンバーから返信が来ます。「演奏したい曲を教えて欲しい」とのこと。うわ、まずい、何も決めてない。ジャズスタンダードとか全然知らないし、といって無理して知らない曲を今から練習しても…。というわけで「どんなのがいいですかね?」と聞いてしまいました(笑)そして提示されたのが「誰でも知っていて、皆で盛り上がれる曲」でした。これは後述しますが、なるほど!確かにそれなら良い感じで出来るかも!そしてギターと合わせハーモニカも行ける!「ではそれでお願いします。keyは原曲のAで」と返信し、ボクの曲が決まりました。

その他にも「皆で参加の曲」があり、こちらはyoutubeでコード付きの動画が送られてきましたので、それを聞きながら練習します。うわ、楽しい。


そして当日。


天気予報は雨でしたが、ボクは何を隠そう「晴れ男」でして、一滴の雨に合うこともなく、無事に鷺ノ宮にある「Artspace&Cafe MUSA」さんに入りました。ちなみに電車に乗っている際はピンポイントで鷺ノ宮に雨が(笑)

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1stステージが始まります。ジプヴァガいつ以来だろう。一年は空いてないと思うけど、久々のジプシーサウンドに心奪われます。そう、そうなのよ、このマカフェリギター、フルート、バイオリン、弦バス、そして歌声が聞きたかったのよ。

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そして第二部、いよいよセッションです。参加するお客さんがそれぞれの楽器を取り出し始めます。お知り合いの二人はどちらも金管。こちらも音叉を使ってチューニングします。

ゲストミュージシャンとして、「コロニー落とし」さんからウォッシュボードの郡司さん、そしてジプシーギターの永井克弥さんも参加。

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圧巻だったのは、郡司さんのウォッシュボード。写真を観ていただけたら分かると思うのですが、なんとファミコン本体が付いているのです。コントローラーやカセット差込口の蓋をパカパカしたりして、器用にリズムを刻んでいきます。普段のライブではゲーム音楽のカバーをしているそう。これはぜひ聞いてみたい!

いくつかのセッションが終わり、いよいよ、自分の名前が呼ばれました。うはあ!ついに来てしまった。Vo.の秀子さんより紹介され、というか、そんな紹介すらおこがましい、良いのかこんな空間。すみませんホント。…などという気持ちでマイクの前に立ちました。あ、照明気持ち良い。

ボクの曲はベン・E・キングの「Stand By Me」でした。メールでkeyと「ハーモニカ吹きます」とやりとりしたくらいで、細かいことは何も決めていません。これで大丈夫なのだろうか…。緊張の中、いよいよ演奏が始まります。弦バスの拓実さんのイントロ「ブンベン、ベン、チ、ベン、ブンベン、ベン、チ、ベン」が聞こえます。うひぃ!始まってしまった!

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緊張プラス飲酒によってほとんど覚えていないのですが、どうやら上手く行った様です。秀子さんがうまくリードしてくれて、自分の演奏、ジプヴァガの皆様のソロ回しで無事に演奏を終えることが出来ました。
惜しむらくは、その緊張のあまり、メンバー皆様のソロを聞けず、尚且つずっとセンターに陣取ってしまったこと。こんな機会そうそうないのに、田中さんのバイオリン、秀子さんのフルート、たかおさんのギターをまったく聴く余裕がなかった。なぜ「脇に避けて」ということが出来なかったのか。これは慣れなんだろうなあ。自分の歌、ギターに合わせてプロの方々に演奏してもらえているのに、自分のことばかり気になってしまいました。うみゅう、次の機会があれば絶対この轍は踏まないぞ!

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全体でのセッション曲、「All of Me」「Minor Swing」、そして「ヴァガゴロジー」にも参加させて頂き、非常に楽しい一夜となりました。ギターを続けていて良かったなあと思うと同時に、大袈裟ではありますが「生きていて良かったな」とも思いました。だってまさか、大好きなミュージシャンの方と、時を同じくして同じ曲を弾き、同じ歌を歌い…なんて経験、そんな出来るものではないですよ。GYPSY VAGABONZの皆様には心よりの感謝とお礼を申し上げます。本当に、本当に楽しい夜でした。


またギター熱が上がってきました。相変わらずのコードじゃかじゃかバッキングしか出来ませんが、でも、でも!続けていたら今回の様な幸せなことがまた訪れるかもしれない。


「楽しいこと詰め込んで君と旅に出る 悲しい時も笑顔になれる音楽がここにあるから」


ジプヴァガさんの「ヴァガゴロジー」の一節です。この曲、大好きなんです。
「君が笑ってくれるからこの歌を歌うよ 君と一緒ならどこへでも行ける」

「我が人生の旅も始まったばかり」

この詞を胸に、これからも頑張っていきたいと思います。
悲しいこと、辛いことばかりだけど、前を向いて進んでいれば、何かいいことあるのさ!

GYPSY VAGABONZ
『ヴァガゴロジー』


ではまた。


http://kobajun.webcrow.jp/
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