しなの北国街道そば紀行 その1

　今年の2月、しなの鉄道が新型車両の導入を発表しました。今年度中から導入を始めて、現在使われている115系を順次置き換えていく計画だそうです。元は国鉄製の115系は、私もさんざんお世話になってきた、とても思い入れのある車両です。思えば長野県にはもう10年近く行っていないので、これは再訪する良い機会なのかもしれませんよ？

　という訳で、あの10連休も終わった5月12日の日曜日、
7:24東京発のあさま603号で出発しました！

そして上田で降ります、そういえばE7系・W7系に乗ったのは初めてでした。
まだ9時なので、まずは駅そばで朝食です♪
そして駅から出ずに、上田電鉄別所線の乗り場へ。
1日乗車券を買って、改札の中に入りました。

オタク心をくすぐる様なものが、あちこちにありますね♪


ホームでは、6000系「さなだどりーむ号」が待っていました。元・東急1000系の中間車を先頭車に改造した、独特の顔つきをしています。


2両編成の貫通路には真田家の家紋が描かれた暖簾が掛かっていて、広告スペースには真田十勇士のイラストが入っていました。

　車内を見て回っているうちに出発です、
この列車の終点である下之郷まで乗り通しました。

駅の構内には車両基地があります、東急時代の塗装のまま使われている1000系が留置されていました。

乗ってきた列車はすぐには折り返さず、
引き上げ線に入って待機する様です。
現在は駅舎が無い駅で、

ホーム上にある待合室の中に出札窓口があります。

引き上げ線の手前にあるこの建物は、

昭和38年に廃止された西丸子線のホームと待合室です。
現在は資材などの置き場としても使われている様で、奥には古そうな駅名標も見えます。
駅前にはこんな物もありました、この駅は生島足島神社の最寄り駅なのです。奥に見える石灯篭の辺りから参道が伸びているので、

せっかくですからお参りしていきましょう。


主に子宝や安産のご利益で有名な神社だという事ですが、私は未だにそれ以前の段階なのでｗ、とりあえずは旅の無事を祈願しておきました。

　駅に戻り、
別所温泉方面に向かう列車に乗り込んで、お隣の中塩田で降りました。ちなみに乗ってきた列車は、


生き物のイラストでラッピングされた「自然と友だち1号」です。

ここには良い駅舎があるのですよ♪

前回に来た時は外壁がかなり傷んでいましたが、きれいに直されていますね。




補修はされていても、余計な改修はされていない様子で何よりです。

現在は1面1線の棒線駅で、側線には保線車両が留置されていました。奥の側線にも、長物運搬用の車両が見えます。

反対側にはホームの跡らしい石積みがあって、
線路の形からも、元は対向式ホーム2面2線の交換駅だった事がわかりますね。
やがてやってきた「自然と友だち2号」に乗って、先に進みましょう。

　終点の1つ手前、八木沢で降りました。
上田電鉄の鉄道むすめである八木沢まいちゃんが、駅名標に描かれていますよ！現在は100人近くにまで増えている鉄道むすめですが、この子はかなり初期に登場したキャラクターですね。

ホームからの眺め、良い景色ですねえ♪
この駅には、ちょっと変わった形をした小さな駅舎があります。

内部。現在は待合室になっていますが、かつては出札窓口などもあったのでしょうか？


小さな階段を降りて外に出ました。駅名などの表示が無いので、物置小屋の様にも見えてしまいます・・・


踏切を渡って、線路の向こう側に回り込んでみました。ホームの上に張り出している部分が独特ですね。
山に囲まれている平らで開けた土地、盆地らしい風景です。
あちこちで田んぼの水張りが始まっていました。



駅の周辺は、ジオラマにしたくなる様な情景だらけです。
では、終点に向かいましょう。

つづく・・・
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