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2019年02月18日15:59

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見えない道の先へ

去る土曜日、幸いにも天候に恵まれ、予定とおりフルさんと千葉の山を歩いてきました。

前回とは逆に、0700に私が京成津田沼でピックアップして戴き、登山口の戸面原ダムへ。
前回同様、通行止となった突端にクルマを駐めようと思えば、そこに至る道で工事が始まり、警備の方、左折は駄目、右折してとの合図です。

えっ?
こっちから行けるの?

ところが狭い一本道で、分岐の一つも無いまま、200mくらいで民家に突き当たり。

またいい加減な誘導するな…
まさかフルバックか?と危惧しましたが、やや広い場所が有り、Uターンして少し離れた場所に駐め直して歩き始めました。

過去2回通った通称「神秘の裂け目」トンネルを抜け、更に進みます。
前回はこの辺りで左手の斜面を登って尾根に出ましたが、今回は暫く直進します。

やがて2つ目のトンネルです。
一昨年の6月はここまで来て引き返しました。

ここまでは左が山、右が谷でしたが、トンネルを越えると右へ曲がり、左右とも谷となりました。
そして道は川面へ下り。
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つまり、今歩いている尾根の突端を回り込むように川が屈曲している訳です。
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そして渡渉地点。
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実はどの程度の流れが有る渡渉か分からず、ザックの中に長靴も入れてきたのですが、流れは極細く、石を足場に飛び越えて行く必要も有りません。
呆気なく渡渉を終えました。

渡った先は耕作放棄された段々畑?棚田?のよう。
道はどれだ?
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実は、これから向かうルートは地形図に載っていません。
些かマニアックなサイト「房総丘陵」http://bosohills.otodo.net/map68.htm
に地図は載っていますが、それを地形図に写しこんだのを持ってきているだけです。
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なので大体のルートは分かりますが、例えば「ピークは越えるか巻くか?巻くならどちらから巻くか?」など、厳密にどこを通るのかは分かっていません。

更に先人達が目印に付けられた赤テープなどのマーキングも有りますが、これが前述のルートと同じとも限りません。
要するに、正規ルートと言えるほど明確なコースは無いのでしょう。

段々の耕作放棄地を登っていきます。
やがて段々の場所は終わり、斜面をよじ登ると尾根に出ました。
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「あとは迷わず尾根直進ですね!」
これは私。

踏み跡を見ながら登って行くと、間も無くだだっ広い植林地に出ました。
周囲はもちろん山ですが、植林地は殆ど高低が無い平らな場所です。
まさかこんな場所が有ったとは!
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と言うか尾根は何処だ?
マーキングは有るので、迷った訳ではないですが、なんだか地図と違うぞ?

ここでフルさん、「ひょっとして地図の線の一つ南の尾根に来てない?」

なるほど…
谷の向こうにこちらより高い尾根有りますから、その可能性高いですね…

ネットの地図のルートとマーキングのルートは、別の尾根経由という事でしょう。

「迷わず尾根直進!」などと軽々しく言ってしまって、ちょっと後悔です(^^;)))
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ここからは間違え易い枝尾根や、転落したら一巻の終わりな蟻の戸渡り的な場所、修行に最適な場所も有りましたが、迷う事も無く、やがて郡界尾根が目前に迫りました。
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どんな感じに郡界尾根にぶつかるんだろう?
前回通った時は、2人とも全く気付きませんでした。

そして郡界尾根直下、高低差10mくらい有ります。
一瞬、これよじ登るのかと思いましたが、右を見ると尾根が高度を下げています。
踏み跡と言えるほどではないですが、右へトラバースして遂に郡界尾根に合流!

なるほど…
こんな感じに合流するのか〜
こちらの尾根道が小ピークを避けて左へトラバースする寸前、右手に折り返し気味に道がついていました。
よく見ると「宇藤木」という指導標が有りましたが、北から来る人は気付き難いでしょう。
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入口こそしっかりしていますが、最後のトラバースに踏み跡が薄かった事を考えると、やはりこちら行く人はあまりいないのでしょうか。

ここからは前回と同じルートで南へ向かい、これまた前回と同じ三郡山で昼食です。
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ここで、ハイカーの方がいらっしゃいました。
今回の渡渉ルートも他の方を見掛ける事は有りませんでしたが、三郡山は大山林道からすぐの位置なのです。

食後はその大山林道に下りて、西へ向かいます。
ここも前回と同じですが、大山林道から南の長狭街道へ下る道が左手に何本か有る筈…
前回は気付かず通過してしまったので、それに気を付けておりました。
特に、前述の房総丘陵の地図に載っているのに地形図には載っていないこのルート?が気になっておりました。
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他を見る限り、黒の破線とオレンジの線が重なっているので、実際に使ったルートと思っていましたが、破線とはまるで一致しないこのルート?

この「気まぐれオレンジロード」に気を付けてたのですが、それらしき口は発見出来ませんでした。

この辺りけっこう急傾斜ですが、凸凹は少ないので、どこでも歩けない事は無さそう…
地形にそっていない不自然な形だし…やはりこんなルートは無いのか?
結局これは謎のままでした。

黒の破線も見つからないのばかりだったし…
おそらく元々トラバース道が有り、その山側を開削して大山林道としたのでしょう。
その過程で街道側から登ってくる道と切り離されてしまったのでは?
…というのが私の想像です。

やがて林道は正面の山を避けるように右へ向きを変えます。
この山には、山の神と呼ばれるピークが有ります。
ここも前回は来ておりませんでした。

かなりの急傾斜を登ります。
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意外に高度差有るな…
あっ、山の神様がおわします!
決して柏原さんや今井さんがいらした訳ではありません(^^;)))
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下山して再び林道を進みます。
前回歩いたとおりに進み、そして前回は遂に見つけられなかった尾根道を下る予定です。
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ここも林道開削の為、地形図と印象が少々変わっており、前回は別の尾根に入り込み、時刻を考えて撤退していたのでした。

その後フルさんが情報を集め、我々が下りかけた尾根の先…その先の小ピークから下るという記事を見つけられたのです。

そのとおり、小ピークに上がると、いきなり良い道が有りました。
こんなに呆気なく見つかるとは…
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少し進むと、目指す宇藤木の集落が指呼の間に望めます。
どんどんと高度を下げ、やがて宇藤木集落の水田に出ました。

害獣避けのゲートを抜けて歩いて行くと、作業されている方がいらっしゃいました。
「こんにちは!」

「あなたたちどこから来たの?」
どうやら、害獣避けゲートを閉めない輩も多いのだそう。
もちろん我々はちゃんと針金の鍵をかけてあります。

というところでクルマへ戻り、宿題となっていたルートを無事に歩き終えました。
実は、前の晩眠っている最中にギックリ腰っぽくなったようで腰が痛く(そのお陰でよく眠れなかった)、ちょっと心配でしたが、ちゃんと歩けて良かったですo(^o^)o

川を越え
尾根道抜けて
山の神
見えない尾根を
下る宇藤木
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