「朗読という名の旅の仲間」

「朗読という名の旅の仲間」




昨日(2/2)ひねもす朗読会があり参加しました。
発端はSNSの中で知り合った朗読好きの仲間たち同士で始めた朗読会です。
ひねもす朗読会も今回が36回目。3カ月に一度のペースですから一年で4回。
満9年以上も持続している朗読会ですからすごいものだと思います。
皆一様に9歳齢を重ね円熟味を増しているのが実感できます。
当初の頃はみな9歳若かったわけで
当時はおれが、おれがという自己顕示欲みたいなものが
多少見え隠れもしていたように記憶していますが、
それが今は余計な力も抜けて、泰然としていて、
テキストを持つ手が震えているみたいな人は一人もいなかったのは興味深いです。
「場数」という言葉もあるように積み上げてきた経験のなせる業でしょう。

それぞれオリジナリティーを磨きつつその人らしさの雰囲気も安定して
ひねもす朗読会全体がいわば松花堂弁当というか幕の内弁当のようなもので
益々味わい深くなっています。
参加メンバーはそれぞれのペースでそれぞれの活動の場を開拓しつつあるのが
我がことのように嬉しいです。
「朗読という名の旅の仲間」を得たことをありがたく思っています。
末永く続けたいという思いがさらに強くなったひと時でした。