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2018年12月05日22:37

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「被害者は(だからこそ)加害者にならない」など、幻想なのか。

■貴ノ岩が付け人に暴行 顔を平手と拳で4、5発殴る
(朝日新聞デジタル - 12月05日 17:48)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5405977
日本相撲協会は貴ノ岩(千賀ノ浦部屋、十一月場所は東前頭六枚目で6勝9敗)が昨日、巡業先の福岡県行橋市の宿舎で付け人に暴行をしたと発表、ですか。記事によれば、今朝付け人の姿がなかったことから発覚したとのことで、協会は貴ノ岩を帰京させて国技館で事情聴取した結果、昨日(12月4日)の夜に自身の部屋で付け人の顔を平手と拳で4、5発殴ったとのことで、付け人は頬が腫れていたとか。理由については「忘れ物をした言い訳をしたから」とした上で謝罪の言葉を述べたようですが、昨年の10月に第70代横綱日馬富士(後に引退)から暴行を受けて二場所休場、三月場所に西十両十二枚目で土俵に戻って七月場所で十両優勝(13勝2敗)して九月場所で帰り入幕し、貴乃花部屋の閉鎖で千賀ノ浦部屋に移って来て環境が新しくなった矢先に、しかも暴行事件の被害者であり、自身を守るために師匠だった第65代横綱貴乃花が協会主流派と“戦った”末に協会と袂を分かつ決断をして退職したにも関わらず、なのに、その貴ノ岩がなぜ……、と言うのが正直な感想ですね。
協会の広報部長たる芝田山親方(第62代横綱大乃国)は「本人が一番わかっているはずなのに。指導をすべき関取としての自覚がないのではないか」と話したそうですが、それもそうなのですが千賀ノ浦部屋となって組織が変わった中で場所を終え、まだ慣れなければならないことが数多くある中で付け人の行動にも余計に神経質になっていたのかも知れず、また千賀ノ浦部屋に変わったことで付け人の編成に何等かの変化もあったことも考えられ、様々、「これまで以上に神経が立っていた」状況があったのでしょう。
旧貴乃花部屋の力士では小結貴景勝が13番を挙げて見事堂々幕内優勝を達成し、十両の貴源治は千秋楽に勝ち越して8番に乗せた一方、貴ノ岩は東前頭六枚目に番付を戻しながら6勝9敗の負け越しに終わり明暗が分かれ、貴ノ岩が「これまで以上に神経が立っていた」理由の一つにもなっていたかも知れません。
しかし、暴行の被害者だった貴ノ岩であり、それゆえ、自制心(芝田山親方曰く、「指導をすべき関取としての自覚」)が働いて当然だったはずと言えるでしょう。「被害者」の立場にあったにも関わらずと言う意味で言えば、先日長めの執行猶予がついた有罪判決を受けた吉澤ひとみも、交通事故で実弟を亡くした経験があり、その遺族「であったにも関わらず」、あのような飲酒轢き逃げ事故(事件)を起こしたわけで、被害者だからこそ加害者にはならないなどと考えるのは、最早「幻想」に過ぎないと考えたほうが良いのかも知れません。
貴ノ岩には、何等かの処分が下されると思いますが、自身を守るために協会を退職した(ような)元師匠の面子を“丸潰し”にしてしまったことにもなり、その意味はかなり大きくのし掛かって来ると思いますが……。
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