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2018年11月28日20:19

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五十六日目の日記。

8割以上の人はテレビを「ほぼ毎日」視聴 “テレビ離れ”は本当なのか
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=5395163

ま、この記事では書いてある「テレヴィ」が「地上波放送」であるか否かが分からないので不徹底ではあるが、報道などで「テレヴィ離れ」と云っていた場合は間違いなくそれは地上波の事なので、それを前提として書く。

「テレヴィ離れ」を「一切視聴しない」と定義するのは自然だが、これにはもう一つの意味を見出せ、そちらの方がテレヴィ業界には深刻であろう、という事だ。曰く、「影響力の低下」。ここ十年程のテレヴィの「批判的鑑賞」のされ方は尋常ではなく、寧ろ「批判する為に一次ソースに当たる」感覚で見られ、即座に検索され、その質及び内容が問われる。前世紀には当たり前のようにあった「トレンドの発信源であり伝播機」としての役割や速報性の云々を、テレヴィは丁寧に執拗に、自らの手で葬って来た。その積み重ねの成果が現状に云われる「テレヴィ離れ」であるのだから、それは望む処であるべきだが、煎じ詰めれば自業自得である。そしてこれは、「見て貰えない」事よりも実は厳しい。見て貰えないのであれば、それは「魅力的なコンテンツの提示」で再び見て貰える可能性がある(ま、無いけどね。地上波放送は既に歴史的役割は終えており、今はゾンビーが緩々蠢いているようなものだ)。しかし、「批判的鑑賞と即時の検証」は見直す機会を与えない。無論、それに値するものを作って流す事が前提で、それが不可能である以上思考実験の域を出ないのであるが、それを括弧に括っても厳しい。既に視聴率の大幅な低下のデータが示す通り(この一事を以っても、「テレヴィ離れ」の現状は正である)、「見る人の見方」は変化している。しかし何より辛いのは。

回復の可能性も既にして奪われている、という一点に拠るのだろう。既に人々は、「テレヴィの重力圏」から「離れ」ているのだから。
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