期間限定のくちばし（娘２歳2か月）

娘は２歳２か月になる。

手をつないで歩いているとき、上から娘の頭を見下ろすと、小さな鼻が見え、ぷくんと
とんがった唇が見える。
小雀のくちばしのようで面白くかわいく、ついついツンツンとつついてしまい、
「おかーしゃん、いやー！」
と怒られてしまうのであった。

息子の時もこのくちばしつんつんが大好きだったのだが、あれはいったい何なんだろう。
大人にはみられない、幼児にしかないあのくちばし。
写真を撮っておきたいのだが、正面からだとくちばしの形状がわからないし
上から撮ると小さすぎてなかなかうまく映らない。
いつか消えてしまうものだと思うとなかなか切ない。

二歳を過ぎたあたりから言葉が飛躍的に増え、ほとんど普通に会話ができてしまう。
この服を拾って、あの服と一緒に洗濯機に入れておいで。
というと、ちゃんとその通りにできる。
（洗濯機には背が届かないので、自分専用のイスを引きずってきてその上に乗ってミッションをこなしている）

私の実家に帰省した時に連れて行ってもらった夏祭りがよほど楽しかったのか、
秋祭りの幟などを見ると、
おまつり？おまつりは？お祭り行く？？
としきりに聞いてくるのであった。

彼女のおむつを探していると、これこれーと自分で持ってきてくれることもしばしばだ。
まだこの時期、会話がほとんどできなかった息子とえらい違い。
二人目は早い、女の子は早いといわれるが
両方重なるとこれほど早いのかと驚くことしきり。

女の子だなぁと思うのが、たまにかわいいワンピースやドレスなどを着せると
喜んでくるくると踊るように走り回り、カメラを向けるといっちょ前にポーズをとり
そろそろと脱がせようとすると嫌がって大泣きしてしまうところ。
息子の時は服にこれほどの執着はなかったので、やはりおしゃれ心というものは
女の子の方が強いのかしらなどと考えている。

11月に親戚の結婚式があるのでドレスを探しているのだが、試着させたら絶対に
脱ぎたがらないよなぁと予想ができて、ちょっと面倒くさい。
しかも、ドレスだけで済むかなと思っていたら
ドレスに合わせた靴、靴下（か、タイツ）、ボレロ、パニエ、髪飾りなども
そろえる必要があると知った。
上の兄はスーツ一式だけで済むのに、女の子は大変だ！