チャリと自転車。

片手スマホに音楽鑑賞。無灯火に逆走に信号無視。大体の自転車のタイヤは空気圧が低い、既にパンクしてるのも別に珍しくない。今この子に必要なのはタイヤの空気じゃなくてスマホの情報と音楽なんだと思うと、腹立たしいのを通り越して悲しくなる。見なきゃいいのについつい目が行ってしまう、、、その後輪の悲しげな姿。

お宅で一番安いチャリって幾ら？の外線の問い合わせは心の何処かを抉られる。答える気持ちも萎える。なので、今は安い自転車は全て売り切れてますと嘘を言いガチャンと受話器を叩き切る。

娘のリクエストでピナレロを買い少々のドレスアップを施した。モデルのバイトでどうしても必要なアイテムだからと。馬鹿親丸出しだ。それでも綺麗に撮影して戴いた雑誌に自分が手掛けた自転車が載りニッコリとポージングを決めた娘を見た時はホッとしたんだけど。同時に掲載されていた前後タイヤ&チューブが完全に逝った「愛用の赤いママチャリ」に土足を掛けてポージングしてる他のモデルの記事はブッ倒れそうになった。

所詮、、、チャリなんだな。
最近はこのフレーズには吐き気を感じる。聞きたくもないし使いたくもない。けれど、、、明日も朝からコレを扱わなきゃ仕事になんないんだよね。

この異常な暑さの中で、ナンボ気に入らない事ばかりだとほざこうが、空調効いた中で座って仕事が出来る事に感謝しつつ何時になったら大人になれるのかなぁ？て、、、ボーっと考える。