オウム事件備忘録

「終わった」として風化されていく前に記憶しているあたりをランダムに…

平成元年の衆院選、勤務していた会社は松本智津夫氏が立候補した選挙区。
不気味なオッサンが子供を抱いているポスターに嫌悪感を覚えた。
こんな胡散臭いヤツが何故支持者を集めているのか不思議でしょうがなかった。

選挙期間中、オウムの信者が対立候補のポスターを剥がすなど、
妨害行為をしているとの噂があり、体育会出身の知人が後輩を引き連れ
見回りをしていたところ、黒づくめの出で立ちでポスターを剥がしている
怪しい人物を発見。
とっ捕まえて確認したら結構かわいい女の子で驚いたと言っていた。

私の居住地で立候補したオウム信者のポスターは、
何故か両手指二本を額に当てたウルトラセブンの決めポーズ。
「こいつら真面目にやっているのか？」と疑問を抱いた。

平成３年１２月急な辞令で札幌に赴任。
当初在勤していた会社系列のビジネスホテルに宿泊。
５階から上がホテルで４階まではオフィスビル。
その２階にオウム真理教の札幌支部が入っていた。

平成７年３月、地下鉄サリン事件発生。
時の人となった上祐史浩氏の出身校として母校の校門がテレビで流された。
学年も近く「まさか」と思っていたらすぐに誤報であった事が判明。
報道したのは今も勇み足の誤報を連発している○ジＴＶだったと記憶している。
後に母校教員に聞いた話ではＴＶ局に抗議を入れると同時に、
卒業生で関わりのあるヤツがいないか可能な限り調査したとの事。

地元荒川区では警察庁長官の狙撃事件が発生、
また女性幹部の実家がその現場からほど近い町屋あたりにあったとかで
洗脳を解消した後、インタビューに応えていた。

その年のＧＷ、まだ元気だった母親が知的障碍のある弟を
東武ワールドスクウェアに連れて行くというので
浅草駅まで車で送っていこうとしたら、休日というのに明治通りが大渋滞。
何かと思えば、荒川警察署内でオウム真理教の青山吉伸弁護士が逮捕されていた。
どこまでも迷惑な奴ら。

地下鉄サリン事件が発生した当時、
保険会社への転職直後で前職の同僚らの契約が度々あった。
前職在任中は８時半が出勤時間だったから事件発生の時間からして
巻き込まれる可能性はなかっただろうが、転職後、元同僚との面会は
午前中が多く、自宅から直行していればタイミング的に千代田線の当該車両に
乗っていたのかもしれない。

今一度、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、
今尚後遺症に苦しまれている方々の可能な限りのご回復を祈念致します。

■オウム死刑囚、残りも執行＝地下鉄サリン散布役ら−法務省
(時事通信社 - 07月26日 09:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5216530