18日(水) Bunkamuraシアターコクーンへ行ってきました。
元々は、宮沢りえさんが出演する予定が、ポスター撮り前に降板したらしいけど、
見終わってみると、寺島しのぶさんでピッタリのような気がしました。
今回のキャストは、この面々。
寺島しのぶ、小日向文世、池田成志、水野美紀、佐藤直子、福井裕子、段田安則
適材適所っていう印象が強かったなぁ〜
イプセンが原作だから、きっと明るい話ではないのだろうと思っていたけれど、
やっぱりという感じ。
そして、ヘッダ・ガブラー役は、女優なら、やりたがる役という記事をどこかで読んでいたのですが、「まぁ、それは女優さんによってでしょう」というのが、私の感想。
とはいえ、女性の複雑な心情を演じさせたら、本当に寺島さんって、上手だなぁ〜と思う。
随分前に、映画「東京タワー」を見たときの印象が強く残ってますが…
それ以外でも、舞台で見ると、情念を演じる役が多いような気がする。
でも、意外と笑うシーンも多かったのは、池田さんと小日向さんのキャラクターのせいかな?
池田さんは、モテル役かつ才能もある役で、小日向さんは、純粋な人。
水野さんは、かなり雰囲気が違っていて、一瞬わからなかったなぁ。
寺島さんの雰囲気とは対照的で、よかった。
それにしても、段田さんは、実にいい意味で、判事でありながら、嫌な人間を演じきっていた。
あの時代の欝々とした雰囲気の中、恵まれた暮らしをしていても、
精神的にとても窮屈で退屈な女性は、どう折り合いをつけて生きていたのだろう。
やっぱり、諦めなんだろうか…
自分に正直すぎるがゆえに、妥協できなかったヘッダが、ある意味哀れな感じがした。
公式HPは、こちら
http://www.siscompany.com/hedda/gai.htm
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