仕事における笑いの効用の第二弾として、今日は気晴らしの大切さについて投稿したいと思います。
仕事をしているとストレスのかかる場面がたくさんあります。ストレスに対処する方法は、主に問題焦点型対処と情動焦点型対処の2つがあります。問題対処型対処は文字通り問題の解決に直接対処する方法です。情動対処というのは、トレスに伴う不快な感情を和らげるための気晴らしなどのことを指します。
ストレスの根本解決のためには原因となる問題を解決することが必要ですが、常に気が張っている状態は長くはもちません。ときおり趣味などに取り組み気晴らしをすることが大切です。東京大学の島津准教授らが行った研究によると、気晴らしの行動をよく行うグループが問題焦点型対処を行うと一年後のストレス反応が低下するのに対し、あまり気晴らしをしないグループが問題焦点型対処を行うと一年後のストレス反応はかえって上がるのだそうです。あまり思いつめすぎるのはよくないことのようですね。
昔から「よく遊び、よく学べ」と言いますが、適度な気晴らしは仕事の生産性を上げる意味でも大切です。
気晴らしの大切さは僕も実感していて、ポーカーやチェス、バックギャモンなどのゲームをする時間をしっかり取るようになってから、一日にこなせる作業量がかえって増えました。
ただ、気晴らしだけでは単なる現実逃避になってしまいます。問題にもしっかり向き合うことも大切で、要はバランスが大事だということですね。
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