mixiユーザー(id:6975283)

2017年12月27日22:40

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今この世の中で一番悲しいところ

 それはね、前の妻の眠るお墓へまいる道なんです。そのお墓には何十年も亡妻と季節折々私の両親を弔うため通っていました。うちの子供たちはお墓参りが大嫌いでしてね自分の両親が相次いで亡くなって以来私たち二人だけで黙々と通っていました。まだ亡妻が元気なころ、いずれどちらかが欠けて一人でこの通いなれた道をとぼとぼと歩くことになるんだなと考えていました。亡妻が同じことを考えていたかどうかわかりませんが。それが現実となりまして一年半前から寂しいお墓参りです。墓誌を眺めますとこのお墓にわが家系のかけがえのない人が一人入り、また一人入り、つい最近まで一緒に歩いていた人まで墓誌に刻まれホンマに人生の無常を感じます。墓の下にはま新しい遺骨が安置されていることを思えば涙すら出てきます。亡妻のいない家に出入りすることはようやく慣れましたけど累代墓に通うこの道はどうにも悲しい思い出が浮かんできてこの世の中で一番嫌なところです。自分が死んだら子供たちは墓参はしないでしょうからただ風が吹き又っているだけの場所となることでしょう。
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