幻想とか幻覚を映像演出(編集作業)する際によく使われる手法が「視覚シークエンス繋ぎ」。通常「音響シークエンス繋ぎ」が多いのだけど…サウンドフリークスは結構その辺が映画を観る時のツボどころになったりして、ハマり物に期待する。例えば「サスペリア」や「エクソシスト」。どちらも1970年代に制作された物だけど、この頃ティーンエイジだった世代はプログレッシヴロックの洗礼を受けたともいえる。…と、ミニマルフレーズの映画音楽代表としてはジョン・カーペンター(監督業がメインだけどサントラセンスも見落とせない作曲をする人)とその作品群、80年代にはラロ・シフリンの音楽が凄い(B級アクション、マカロニ・スパゲティウェスタン映画フリークにはお馴染み)。エンニオ・モリコーネやジェリー・ゴールド・スミス、ヘンリー・マンシーニの様なテーマインパクトの強い作曲家群が好きなら「キャリー」や「ローズマリーの赤ちゃん」のテーマ曲にハマったかもしれない。
てな訳で、『ファンタズム』
ファンタズムの面白さは、ほぼ10年周期で続編が出来て来た事。…なので、音楽・サウンドデザインも時代を見るには面白い。
1980年代のファンタズム2。
派手になってLAサウンド系になっている。
1990年代のファンタズム3
洗練されてSE(効果音)やエスニック・アコースティック系の音が入っている。
さて、2000年代からが少し難しく、テーマとエンドタイトルテーマの両方が気になってくる。
ファンタズム4…サントラカットアウトが無いらしく、本編と…。
エンドロールテーマ…歌詞による映画内容の説明が通常パターンとなっている時代背景。
最終作と云われているファンタズム5…テーマ曲、これもカットアウトが無いらしく…観るチャンスかも…。
エンドタイトルテーマはラップ調…結構かっちょええ!
てな訳で、全作揃ったぜ!
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